金曜日、中堅ゴールド鉱山会社IAMGOLD(NYSE:IAG)は、2024年の鉱山生産が667,000オンスとなり、前年度から43%増加したと発表した。この好業績の背景には、ブルキナファソの『エッサカネ』鉱山、カナダの『ウェストウッド』鉱山および『コテ・ゴールド』鉱山での順調な生産があった。カナダ
エッサカネが最も生産量の多い鉱山で、当該鉱山は409,000オンスを生産した。なお、後半の生産では頭部品位がわずか低下したものの、計画された無駄掘り除去作業により、同鉱山の2025年の生産は安定しており、360,000〜400,000オンスを生産した。
南西部のケベック州にあるウェストウッド複合施設も予想を上回る結果を出し、生産は134,000オンスとなり、ガイダンスの115,000-130,000オンスを上回った。
3月31日に初の金を鋳出し、CEOのRenaud Adams氏は当該増産をカナダにおける大規模露天掘り鉱山の中で「最速のものの一つである」とコメントした『コテ・ゴールド』は124,000オンスの生産を記録した。操業上の課題も多く抱えていたが、その中には12月に起きたコンベアベルトの故障などが含まれる。プラントは名前の通りの生産能力を上回る時間帯も何度か記録し、さらにいくつものマイルストーンを達成した。
IAMGOLDは2025年に施設の操業を安定させ、コテ・ゴールドの生産は年末までに124,000オンスから250,000〜280,000オンスに倍増する見込みである。なぜなら、同鉱山は1日あたり36,000トンの生産能力に達する完全なデザインを目指しているからだ。
2025年の期待値の上昇の主たる要因は、コテ・ゴールドのアウトプットであり、その生産量は735,000〜820,000オンスと予想されている。同社は1オンス当たりの総持続的コスト(AISC)を1,625〜1,800ドルと予想しており、同鉱山がより効率的になることで、そのコストは年の下半期に減少すると見込まれている。
当然ながら、2025年においてもコテ・ゴールドはIAMGOLDの事業の焦点となるだろう。38百万ドルの予算のうち、13百万ドルがコテ・ゴールドの資源変換と地区全体の探査に充てられる。残りの25百万ドルはエッサカネのさらなる掘削およびケベック州の『チボガマウ』キャンプにある『ネリガン』プロジェクトの進捗に費やされる。
IAMGOLDは債務比率が24.5%と比較的低い水準だが、290百万ドルの維持資本と200百万ドルの拡張プロジェクトを含む資本支出には注意を払っている。
主要プロジェクトには、コテ・ゴールドにおける追加の二次クラッシャーの設置、ウェストウッドおよびエッサカネでの継続的な開発などがある。
2024年を好業績で締めくくったIAMGOLDは、今後も引き続きこの道を突き進むであろう。コテ・ゴールドの進展と国内戦略的探査を通じて、今後10年以内に年間生産100万オンスの増産を果たすためには、同社は良好な位置に立っている。
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