ドミノ・ピザ社(NASDAQ:DPZ)は、第4四半期の業績予想を下回ったものの、全体の同期比でアメリカのファーストフード市場で約1%のシェアを獲得した。同社の経営陣は、2025年には「追加の」市場シェアを獲得するという自信を改めて述べた。
出来事CEOのRussell Weiner氏は、この市場シェアの増加の理由は、同社が価値に焦点を合わせていたことにあると主に述べた。彼によると、緊急ピザやMOREflationといった価値志向型の取り組み、またアグリゲーターとの提携が消費者と共鳴したという。
彼は「名高い価値が鍵だった」と述べ、今年の成功の背景について以下のように語った。「これは、米国のファーストフードチェーンピザ市場で約1%の市場シェア増をもたらし、2015年以来の平均年間シェア成長を支持した」と彼は付け加えた。
また、今後について語る中で、Weiner氏は同社が毎年「3%以上」の米国における既存店舗売上高の増加を達成すると述べ、さらに全体で175店舗の新規出店も行うと述べた。
「これにより、2025年以降もドミノ・ピザは追加の市場シェア増を獲得し続けることができます」と彼は付け加えた。
関連動向
今回の出来事が重要なのは 全体の小売売上高を拡大させたにもかかわらず、同社は4分期の予想に届かなかったという点である。1.44兆ドル(約3万5320億円)となった売上は、1.48兆ドル(約3万635億円)の予想を下回った。為替の影響を除いたグローバル小売売上高は4.4%増加し、世界中で364店の新規出店が実施された。アメリカの既存店舗売上高は0.4%上昇し、為替の影響を除いた国際売上高は2.7%増加した。1株当たり利益(EPS)は4.89ドルで、予想を下回る4.92ドルだった。
また、同社は配当を15.2%増の1.74ドル(1株当たり)に引き上げ、3月14日の権利確定日、3月28日に支払うこととなった。
また、同社の最高財務責任者(CFO)であるSandeep Reddy氏は、為替の影響を除いた2023年の営業利益の約8%増を見込んでいると語った。「現在の為替レートでは、外貨は営業利益の成長に対して約1%から2%のヘッドウインドとなると予想しています」と彼は付け加えた。
株価動向 月曜日、ドミノ・ピザの株価は1.46%下落した。これは、ナスダック100指数を追跡するETFであるInvesco QQQ Trust, Series 1(NASDAQ:QQQ)の1.18%の下落に対し、反発した形となる。
この結果、年初来ドミノ・ピザの株価は前年比で4.76%上昇し、一方で過去1年間で0.73%下落している。
ドミノ・ピザの株には29人のアナリストがフォローをしており、平均株価予想は502.97ドルで、これは「買い」のレーティングを反映している。予想は402ドルから612ドルまで幅広い。TDカウン、スティーブンス&Co、TD証券による最新のレーティングでは、株価予想は466.67ドルとなっており、潜在的な上昇率は2.13%となる。
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