12月13日(金)に米国市場は、ナスダックが上昇を続けた一方でS&P500とダウは下落するという結果となった。
BroadcomがAIチップの楽観的な予測を発表したことで株価が大きく上昇し、市場は今後数日の間に連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを行うと予想している。
経済データでは、アメリカの輸入物価指数(PPI)が0.1%上昇し、生産者物価指数(PPI)は0.4%増加した。
S&P500のセクターのうち、Broadcomの急騰を受けて情報技術と通信サービスセクターが上昇。一方で、エネルギー、金融、産業、生活必需品、不動産、素材の各セクターがわずかに下落し、ヘルスケアと公共事業は横ばいを維持している。
ダウは0.20%下げて、4万3828.06で取引を終了した。ほぼ横ばいの動きとなったS&P500は0.003%減の6,051.09で取引を終え、一方、ナスダック総合指数は0.12%上昇して19,926.72で取引を終えた。
今日のアジア市場
- 日経225は0.07%下げて39,463.00で取引を終え、造船、倉庫、精密機器セクターの下落をリードした。
- S&P/ASX200は0.56%の下落で、8,249.50で取引を終えた。ゴールド、金属・鉱業、素材セクターの下落が原因。
- インドのNifty 50指数は0.48%減の24,649.10で推移し、Nifty 500は0.09%下げて23,337.15で取引を終えた。結果を受けて、金属、テクノロジー、日用消費財セクターの下落が目立った。
- 上海総合指数は0.16%下落し3,386.33で取引を終え、一方、深セン総合指数は0.54%下げて3,911.84で取引を終えた。
- 香港のハンセン指数は0.88%下がり、19,795.49で取引を終了した。
ユーロ圏の06:00時の指標
- ユーロ圏株50指数(STOXX 50)は0.44%下落した。
- ドイツのダックスは0.14%下げた。
- フランスのCACは0.81%減。
- 英国のFTSE100指数は0.37%下落。
06:00時現在のコモディティ
- WTI原油は1.61%安の1バレル70.15ドルで取引を行い、Brentは1バレル73.86ドルで0.87%下落。
- 原油価格は、米国のロシア・イラン制裁による供給への懸念が損失を抑制した一方で、連邦準備制度(FRB)の重要な会合を前に投資家が利益確定を行ったことで下落した。
- 天然ガスは3.72%安の1MBtu3.157ドル。
- 金は0.07%上昇し1オンス2,677.70ドル、銀は0.23%高の1オンス31.098ドル、銅は0.53%低の1ポンド4.1754ドルで取引を行った。
06:00時現在のアメリカ市場先物
ダウ先物は0.08%高、S&P500先物は0.17%上昇、ナスダック100先物は0.30%上昇した。
06:00時現在の外国為替
- 米ドル指数は0.02%上昇の107.03、米ドル/円は0.13%上昇し153.84で推移しており、米ドル/豪ドルは0.03%上昇の1.5745で推移している。
- 市場が連邦準備制度の利下げが緩やかなものになると予想した今週、ドルは3週間ぶりの高値に近づいた。トランプ大統領が提案した米国ビットコイン準備金によって、ビットコインは10万5,000ドルを超える最高値を記録した。