12月12日(木)、米国市場は連邦準備制度理事会(FRB)会合を前に、投資家の間で経済指標の評価が行われた。生産者物価の上昇と失業手当申請の伸びに関して混在するサインが出たため、インフレやFRBの利下げ経路に関する不透明感が増し、市場は最近の高値を記録した後に利益確定に出た。
経済指標では、12月初旬のアメリカの新規失業手当申請が24万2000件に上昇し、220,000件という市場予想を上回り、潜在的な労働市場の緩和を示した。一方、11月の核心生産者物価は前月比0.2%増加した。
S&P 500指数のセクターの大半が下落し、ヘルスケア、消費者ディスクレショナリー、通信サービスの損失が先行し、一方で日用品は上昇した。
ダウ平均工業株30種指数は0.53%安の43,914.12で取引を終え、S&P 500指数は0.54%安の6,051.25で終了、ナスダック総合指数は0.66%安の19,902.84で終了した。
今日のアジア市場動向
- 金曜日、日経平均株価は1.02%下落し、39,490.50で終了した。株価下落の主な要因は、造船、製紙・パルプ、金融・投資セクターが軒並み下落したこと。
- オーストラリアのS&P/ASX 200指数は0.41%下落し、8,296.00で取引を終了。株価の下げは、金、鉱業・鉱物、素材セクターの損失が主な理由である。
- インドのNifty 50は0.96%上昇し24,783.30で終了し、Nifty 500は0.47%上昇し23,365.45で閉じた。指数の上昇は、テクノロジー、耐久消費財、銀行セクターが牽引した。
- 上海総合指数は、2.01%下落し3,391.88で終了、一方で深セン総合指数は2.37%下落し3,933.18で取引を終えた。
- 香港のハンセン指数は2.09%下げ、19,971.24で終了した。
- 中国が詳細な刺激策を明らかにしなかったため、アジアの株価が下落した。
午前5:30現在のユーロ圏市場
- ヨーロッパのSTOXX 50指数は0.29%上昇。
- ドイツのダックス指数は0.31%上昇。
- フランスのCACは0.19%上昇。
- FTSE 100指数は0.02%高の水準で取引されていた。
午前5:30現在のコモディティ
- WTI原油は1バレル=70.64ドルで0.91%高、Brentは1バレル=74.00ドルで0.84%高。
- 天然ガス先物は1銭上昇し1単位=3.472ドルで取引された。
- 金は1銭下落し1オンス=2,689.01ドル、銀は1銭下落し1オンス=31.317ドル、銅は1銭下落し1ポンド=4.2300ドルとなった。
米国市場先物
ダウ先物は0.23%高、S&P 500先物は0.32%上昇、NASDAQ 100先物は0.65%上がった。
午前5:30現在の外国為替市場
米ドル指数は0.02%上昇し106.98、米ドル/円は0.54%上昇し153.45で推移、米ドル/豪ドルは0.01%下落し1.5703となっている。
写真=シャッターストック/Pavel Bobrovskiy氏