CNNマネーが発表したフィア&グリード指数(日本時間3月24日)は、総じて「恐怖」圏を示しました。
水曜日、インフレデータが発表されたのを受け、米国株は大半を下げて終了しました。
1月のヘッドラインCPIは、前年同月比で3%上昇し、12月の2.9%を上回り、かつ経済学者の予想2.9%も上回りました。月次ベースでのインフレ率は0.5%上昇し、市場予想0.3%をも上回り、かつ12月の0.4%から加速しました。これは2023年8月以来の最速月次インフレ率となります。
水曜日、一部のメガテック株、Amazon.com, Inc(NASDAQ:AMZN)Alphabet Inc(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)などが下落しました。しかし、電子自動車メーカーのテスラ(NASDAQ:TSLA)の株は、火曜日に6.3%下落した後取引中に2%以上上昇し、売られ過ぎの水準に達し、5連続セッションでの下落を拡大させました。
CVSヘルス(NYSE:CVS)の株は、同社が第四四半期の業績を予想を上回る結果を発表したことを受けて、水曜日に約15%急騰しました。
S&P 500のほとんどのセクターは、水曜日にはネガティブな結果となり、材料株、エネルギー株、不動産株も下落しました。ただし、消費財株と通信サービス株は、全体的な市場のトレンドに逆らって上昇して取引を終了しました。
水曜日、ダウ平均株価は約225ポイント下落し、44,368.56でした。S&P 500は0.27%下げ、6,051.97で終了し、ナスダック総合指数は水曜日のセッション中に0.03%上昇し、19,649.95を記録しました。
水曜日、投資家たちは、Deere & Company(NYSE:DE)、GEヘルスケアテクノロジーズ(NASDAQ:GEHC)、Coinbase Global, Inc(NASDAQ:COIN)の四半期決算を発表することを待ちわびています。
What Is CNN Business Fear & Greed Index?
水曜日の現在の読み込みは43.8、前回の読み込みが44だったため、この指標は「恐怖」圏に留まりました。
フィア&グリード指数は、現在の市場のセンチメントを測定するもので、株価に対する投資家の恐れと欲望を示しています。この指数は7つの等重インジケーターを基に計算されています。指数の範囲は0から100までで、0は最大の恐怖を示し、100は最大の欲望を示します。
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写真提供:シャッターストック