トランプ大統領の関税発表に伴い、Ethereum(仮想通貨:ETH)に巨額のレバレッジをかけた投資家は、現在、想定外の利益を数千万ドルのまま保持したままとなっている。
出来事の概要:オンチェーントラッカーのLookonchainによると、このトレーダーは月曜日、ETHの下落に対する50倍のレバレッジをかけていた。
トランプ大統領がカナダ、メキシコ、中国などの主要な貿易相手に関税を課す計画を確認した後、第2の仮想通貨であるETHが下落する中、トレーダーの想定外の利益は8,100万ドルにまで急騰した。執筆時現在、トレーダーは利益を確定させるためにショートポジションの一部を既に解消し始めていた。
この出来事は、ビットコイン(仮想通貨:BTC)とEthereumに対して鯨が50倍の長期トレードを行ったものという注目すべき発展であり、このトレードによって4,000万ドルの投資が2億ドルのポジションに変わった。トレーダーは、トランプ大統領の仮想通貨準備金を発表する直前にポジションを解消し、利益を600万ドル以上上げることに成功した。
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Benzingaの見解: レバレッジ取引は、投資家が借り入れた資本を使って大口の取引を行うことを許可する。これにより潜在的な利益を増幅させることができる一方で、仮想通貨の価格変動リスクを大幅に増やすことになる。
なぜ重要なのか: これらのトレードのタイミングからは、内部者取引の可能性が疑われている。X氏は、トランプ大統領の仮想通貨準備金を背景にした資金調達を行う前日に50倍のレバレッジをかけるといった異常なトレードと、関税の発表を受けた下落予想に基づく取引とが偶然なのか意図的なのか、について疑問を呈している。
本日、有名な経済学者であるピーター・シフ氏は、トランプ大統領の仮想通貨に関する発表について、事前にその内容を知った人物に関する捜査を求めた。この報告によると、仮想通貨の準備金に含まれている様々な仮想通貨に関して、事前にその内容を知っていた人物は、それを売却し、その利益を上げることに成功している。
特筆すべきは、Lookonchainの調査によると、50倍の多額のレバレッジをかけたトレードに関わったトレーダーは、先のトランプ大統領の発表による仮想通貨の価格変動に関するデータを直接引き出すことのできる人物ではなく、実はカジノの高レバレッジ取引で知られているCoinbaseの高官Conor Grogan氏だということである。
株価の動き: 執筆時点では、Ethereumの価格は1銭あたり2,077.37ドルで取引され、過去24時間で12.81%下落している。Benzinga Proのデータによると、
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