2025年1月9日(木)、前大統領ジミー・カーター氏の州葬が午前10時(米国東部時間)にワシントン大聖堂で行われることを受け、米国株式市場は営業を停止している。
出来事の詳細: 米国株式市場を運営するニューヨーク証券取引所(Intercontinental Exchange(NYSE:ICE)傘下)とNASDAQ(NASDAQ:NDAQ)は、この日の株式とオプションの取引を停止し、営業を再開するのは翌日金曜日からとなる。
ニューヨーク証券取引所グループのリン・マーティン社長は、市場の休場を発表した声明の中で、カーター氏の謙虚な人生と公共サービスに敬意を表した。
マーティン氏は次のように述べている。「カーター元大統領の著名な退任後の人生で、彼は人道主義の偉大な遺産を残しました。ニューヨーク証券取引所は、カーター元大統領が国民に提供した一生の公共サービスに敬意を表し、国家喪の日に市場を休場します」とマーティン氏は語った。
詳細はこちら:中国の輸出規制がボーイング、ロッキード・マーティンなどに打撃(約112万ドル)
Nasdaq社のタル・コーエン社長も、声明を発表し、全米のNasdaq市場の休場を発表した。
コーエン社長は次のように述べている。「カーター元大統領は模範的なリーダーであり、公職の後も人間の状況を改善するために精力的に活動を続けた人物です。彼の功績は、今後数年で世界中の人々に大きな影響を与えるでしょう。Nasdaqを代表し、カーター家に心からお悔やみを申し上げます」とコーエン氏は語った。
コーエン氏はNPRに対して、財務業界がカーター元大統領の公共サービスの遺産を称えるために一致団結したと語った。
「それは大きな仕事でした」とコーエン氏は語った。「ですが、私たちはその価値があると考えました」
この日の市場休場は、米国証券取引所が亡くなった大統領を追悼する習慣の一環をなすものであり、その伝統は1865年まで遡る。最近の例としては、2018年に元大統領ジョージ・H・W・ブッシュ氏が亡くなった際にも市場が休場されている。
次に読むべきはこちら:
<写真提供:シャッターストック>