CNNマネーの恐怖と強欲指数は全体的な恐怖レベルのいくらかの緩和を示したが、指数は火曜日に「恐怖」のゾーン内に留まった。
米国株は火曜日に明暗まじえの取引結果となり、ダウジョーンズ指数はセッション中に200ポイント以上上昇した。これは銀行の好業績が投資家心理を押し上げたためである。ただし米中間の貿易摩擦が再燃したことで投資家の熱意は抑えられた。
ウェルズファーゴ(Wells Fargo & Co.)(NYSE:WFC)、シティグループ(Citigroup Inc.)(NYSE:C)、JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase & Co.)(NYSE:JPM)、およびゴールドマングループ(Goldman Sachs Group Inc.)(NYSE:GS)はすべてアナリストの予想を上回った。
全米経済学者団体のイベントで、連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は雇用に関するリスクが高まっていることを再度強調し、FRBのリスクバランスが変化したことを示した。このことが市場の信頼を高め、投資家は現在25ベーシスポイントの利下げを完全に予想している。
経済データの面では、NFIB小企業楽観指数は9月に100.8から98.8に低下し、市場予想の100.5を下回った。
S&P 500のほとんどのセクターは上昇して取引を終え、工業株、生活必需品株、金融株が最大の上昇を記録した。だが、一般消費財株と情報技術株は全体的な市場トレンドに逆行し、セッションを下落で終えた。
ダウは火曜日に約203ポイント上昇し、46,270.46で取引を終えた。S&P 500は0.16%下落して6,644.31になり、ナスダック総合指数は0.76%下落して22,521.70になった。
投資家は本日、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America Corp.)(NYSE:BAC)、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)(NYSE:MS)およびアボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)(NYSE:ABT)からの決算発表を待っている。
CNNビジネスの恐怖と強欲指数とは?
現在の29.5という数値は、指数が火曜日に前回の29.3の数値と比較して「恐怖」のゾーンに留まったことを示している。
恐怖と強欲の指数は現在の市場センチメントの尺度である。これは恐怖が高まるほど株価は下落し、強欲が高まるほど株価は上昇するという前提に基づいている。指数は7つの等しい重みの指標に基づいて計算される。指数は0から100の範囲で表され、0は最大の恐怖、100は最大の強欲を示す。
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