中国の理想汽車(Li Auto Inc.)(NASDAQ:LI)は今年初めに香港に海外本部を設立したと木曜日に明らかにした。この動きは国際的な拡大を支援するため、世界的な金融センターおよび技術の中心地としての香港の地位を活用したものである。
香港の本社には多様な機能
木曜日に香港政府の外国直接投資部門であるInvest Hong Kongが発表したプレスリリースの中で、理想汽車は今回の拡大により世界的な研究開発の取り組みや国際的なサプライチェーン業務が支援されると述べた。
理想汽車は本部を投資および資本管理活動の拠点として利用し、知的財産の海外展開にも利用する予定であるとプレスリリースは述べた。
「香港には世界クラスの科学研究の人材が存在し、活気のある資本市場があり、国際基準に沿った法制度がある」と香港投資庁の李樹景投資部門助理局長は述べた。さらに、香港は中国本土企業が海外に進出するための優先的な玄関口であると語った。
理想汽車の3万5,000ドルの電動SUVとNioの訴訟
理想汽車は最近、標準仕様で249,800元(約3万5,020ドル)で販売される中国市場向けの5人乗りバッテリー式電動SUV「Li i6」を発表した。
このSUVは87.3kWhのバッテリーパックを搭載し、航続距離は447マイル(約719キロ)で、最近TIME誌から21世紀最大の発明の一つに選ばれたテスラ(NASDAQ:TSLA)のモデルYと競合する。
一方、Nio Inc.(NYSE:NIO)は、ニューヨーク南部地区連邦裁判所において、シンガポールの政府系投資機関であるGIC Pvt. Ltd.が同社が収益を水増ししていたとする訴訟に直面している。
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