テスラ社(NASDAQ:TSLA)は、イーロン・マスク氏率いる同社が引き続き売り上げ減少に苦しんでいるなか、カナダのケベック州で売り上げが87%減少しました。
出来事:2025年第1四半期、テスラ社はケベック州で524台の車を納品し、昨年に比べて87%減少しました。Le Devoirが入手したデータによるとこのように発表されています。
同レポートによると、マスクCEOの米大統領ドナルド・トランプ氏との密接な関係が原因であるとされる売り上げの減少だけでなく、この結果は同社がケベック州での自動車取得税免除といった重要なインセンティブを受けられなくなったことによるものです。
報告書には、カナダ政府とケベック州政府による同社の電気自動車(EV)に対するインセンティブの提供が終了したことが記載されています。
その他の出来事: 何度も世界中の複数の市場で売り上げの減少に悩まされてきたテスラ社。2025年4月には、欧州で同社の売り上げが49%減少し、同地域で電気自動車(BEV)の市場シェアが増加したことが明らかになりました。
2025年4月、欧州での売り上げが49%減少し、電気自動車の市場シェアが増加したことが発表された。
中国のEV巨大企業であるBYD Co.Ltd.(OTC:BYDDY)(OTC:BYDDF)が初めてテスラ社を抜いて欧州で売り上げトップになったと発表されました。
中国のEVジャイアントは引き続き欧州市場での事業拡大を進めており、こうした状況が背景にあるとみられます。
大抵の地域で売り上げが減少しているものの、テスラ社は中国国内市場での自動車販売を強力に推進しており、同社は連続2週間以上にわたり新規販売11,000台以上を登録しています 。

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