2016年および2020年の大統領選挙でともにフロリダを制した元大統領ドナルド・トランプは、最新の調査によると再び同州で勝利する可能性が高いとされています。今年の選挙でフロリダが主要な戦場州でなくとも、この調査はトランプ大統領が過去の差を詰めていることを示しています。
トランプは2020年にフロリダで3.5ポイント以上の差で勝利しました。この最新の世論調査は同様の調査で、トランプは50%、バイデンは46%で、どちらも誤差の範囲内です。
トランプの支持基盤は以下のとおりです:白人福音主義者(76%)、農村有権者(66%)、白人有権者(55%)、大学卒業者でない有権者(54%)、男性(52%)、30歳未満の有権者(51%)および65歳以上の有権者(50%)。
バイデンの支持基盤は以下のとおりです:黒人有権者(69%)、穏健派(55%)、無党派(52%)、大学卒業者(51%)、都市の有権者(51%)、郊外の有権者(49%)。
さらに、フロリダの共和党の有権登録数が民主党を約90万票上回っており、それぞれの党の支持層がそれぞれの候補者を90%支持しているという事実も注目に値します。
大麻が果たす役割
Foxの調査によると、11月の投票で66%の支持を獲得した大麻合法化の投票用改正案は、民主党、無党派、共和党を含む過半数の支持を受けています。
候補者が大麻問題でどう立ち位置するか
では、候補者の立場を見ていきましょう。
ドナルド・トランプは、彼の母国であるフロリダ州が大麻とマリファナの合法化を求める請願書について詳細な説明を行っていません。昨春、大統領は、大麻は「重大な損害を与える」と述べたものの、「選挙の観点からはかなり人気のあるもの」と認めています。その後間もなく、トランプ氏は国民ライフル協会(NRA)の集会で、全米で大量銃撃事件が増加していることについて、「これは銃の問題ではなく、遺伝子組み換えされた大麻が原因だ」と述べています。
一方、バイデン氏は現在も大麻の再スケジュール化を推進し続けています。DEA(麻薬取締局)が合法化の実現に向けて今ひとつ歩みを進めていないようです。このことと、フロリダ州の共和党有権者の多さを合わせ、難関が待ち受けているかもしれません。
デサンティス知事の影響も考慮する必要があります。フロリダ州知事の支持率は52%で、前年からは減少していますが、バイデン大統領の43%よりも依然として高いです。
民主党がフロリダ州で勝利するために資金を供給し、他の州にも資金を確保する必要があるかどうかについては、選挙が近づくにつれて重要な質問となります。