Citigroup Inc.(シティグループ)は、米大統領選挙以来続いている株式市場の持ち直しについて、利益確定売りの動きが現れつつあると予測している。Citigroupのストラテジストたちによると、株式市場は本格的な反発を見せつつあったが、ドナルド・トランプ(ドナルド・トランプ)が大統領の座に戻ることで、この反発は一旦ピークを迎えたと見られている。Bloombergが伝えたところによれば、トランプ氏が再選を果たしたことで市場が底堅く推移しているとの見方が強まっている。
出来事・背景 先週から株式市場は上昇基調にあり、S&P 500指数が今年51回目の史上最高値を記録した。Citigroupのクリス・モンタグ氏をはじめとするストラテジストたちは、テクノロジー株重視の長期ポジションをとるNASDAQ 100指数とスモールキャップ株の指数であるラッセル2000が「非常に強気な見通しを反映している」として、ブルームバーグの報告書に対してそうコメントしている。
また、ストラテジストたちは、投資家らがS&P 500指数に対するエクスポージャを3年ぶりの最高値に押し上げているとも付け加えている。
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なぜ重要か 投資家たちによって受けた利益は、S&P 500指数とラッセル2000指数の両方で増加しており、これにより近い将来、利益確定売りが行われる可能性がある。これにより、株式市場の今後の上昇余地は制限されることになるだろう。Citigroupの量的調査の世界的責任者であるクリス・モンタグ氏は、11月11日付けの説明書の中で、”S&Pとラッセルの双方で利益が上昇しており、これにより近い将来、利益確定売りが行われる可能性があり、これがさらなる上昇の可能性を制限するかもしれない” と記している。
株価動向 月曜日、S&P 500指数は6,008.86ポイントで終了し、年初来ベースでは25.82%、過去1年間で37.84%の利益を上げている。S&P 500指数を追跡するSPDR S&P 500 ETF(ACRA:SPY)もまた、2024年は同様の勢いを見せている。
火曜日の朝、NASDAQ 100先物が前日比0.35%減の価格で推移し、S&P 500先物も僅かながら0.29%減少した。ダウ・ジョーンズ先物も0.19%下落しているが、この変動率は他の指数よりも小さい。一方で、ラッセル2000指数(R2K)は、指数の中で最も大きな下落を経験し、0.80%下落している。
プレマーケット取引で、SPDR S&P 500 ETF トラストの株価は597.41ドルに0.23%下落した。同指数を追跡するInvesco QQQ ETF(NASDAQ:QQQ)は、512.40ドルに0.28%減少している。 現地時間7:40p.m.現在の情報によると、
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