CNNマネーのFear and Greed指数は全体的な恐怖レベルの上昇を示したが、木曜日も依然として「極端な恐怖」のゾーン内にあった。
米国株は木曜日に軟調な値動きとなり、ナスダック総合指数はセッション中に2%以上下落した。より広範なリスクオフのムードが市場に影響を与えたからである。エヌビディア(NVIDIA)(NASDAQ:NVDA)は 絶好調な決算 を発表し、見通しを引き上げた。
予想よりも高い水準の米雇用統計は、テクノロジー関連株の反発に対する初期の楽観的見方を抑えたと思われる。トレーダーは現在、12月の利下げはあまり起きないと考えている。
9月の米国の非農業部門雇用者数は119,000人増加し、経済学者が予想していた50,000人の2倍以上となった。これにより来月の利下げの可能性はさらに低くなった。現在の市場は、CMEのFedWatchによると、12月にFRBが政策金利を据え置く確率を64%と見積もっている。
ウォルマート(NYSE:WMT)は、収益予想を上回りガイダンスを引き上げたことを受けて木曜日に6%以上急騰した。パロアルトネットワークス(Palo Alto Networks)(NASDAQ:PANW)は、第1四半期の財務結果を発表し、Chronosphereを買収すると発表した後、7%以上下落した。
S&P 500のほとんどのセクターは木曜日にマイナスで取引を終え、情報技術、一般消費財、資本財セクターの株式が最大の損失を記録した。しかし、生活必需品セクターの株は全体的な市場の傾向とは逆の動きを見せ、セッションをプラスで終えた。
ダウ工業株平均は木曜日に約387ポイント安の45,752.26で取引を終えた。S&P 500は1.56%下落して6,538.76となり、ナスダック総合指数は2.15%下落して22,078.05で取引を終えた。
投資家は、本日BJ’s Wholesale Club Holdings(BJ’sホールセールクラブホールディングス)(NYSE:BJ)、IES Holdings(NASDAQ:IESC)およびMINISO Group Holding(メイソーグループホールディング)(NYSE:MNSO)の決算発表を待っている。
CNNのFear & Greed指数とは?
現在の数値は6.5で、この指数は木曜日も前回の数値14.9と比較して「極端な恐怖」のゾーン内にあった。
Fear & Greed指数は現在の市場センチメントを測る指標である。株価に対して恐怖が大きくなるほど圧力がかかり、一方で欲望が大きくなるほど株価は上昇すると仮定している。指数は7つの等しい重みの指標に基づいて計算されている。指数の範囲は0~100で、0は最大の恐怖を示し、100は最大の欲望を示す。
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