アメリカ・アラバマ州在住の男性が、米証券取引委員会(SEC)の公式アカウントをハッキングし、偽のビットコイン(仮想通貨:BTC)上場投資信託(ETF)承認メッセージを投稿したと告白したことがわかった。この事件により、市場で数百万ドルの損失が発生している。
出来事の詳細:米司法省の報道によると、エリック・カウンシル容疑者はワシントンDCの連邦地裁で、凶悪な身元盗用をたくらむ共謀罪に対する有罪を認めた。
これに伴い、カウンシルは収監期間最長5年、最高25万ドルの罰金、および最長で3年間の保護観察の可能性がある。判決は5月に予定されている。
記録によれば、カウンシル容疑者は金銭目的で実行する共謀の一環として、SIM(サブスクライバー・アイデンティティ・モジュール)スワップを実行した。SIMスワップとは、SIMカードを使ったアタックを指す。SIMスワップは、SECの公式アカウントに関連する携帯電話のアカウントをハッキングし、不正アクセスを行うものである。
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今回の出来事が重要な理由: この事件は、SECのハッキングされた投稿に関するもので、この投稿が数千人のトレーダーに大きな打撃を与えた。
市場は、ビットコインの現物ETFの偽の発表によって急騰し、現実が打ち消されて間もなくして急落した。その後には、仮想通貨市場から22億ドル超が失われた。ETFは、この投稿から1日後に正式に承認された。
カウンシル容疑者は10月にFBIに逮捕され、凶悪な身元盗用の共謀罪とアクセスデバイス詐欺の罪で起訴されている。
Shutterstockのozrimoz撮影
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