仮想通貨の世界では、先週は出来事が溢れ返る一週間となった。大統領就任についての皮肉な憶測からトランプ大統領の仮想通貨に関する大統領令に至るまで、大きなニュースが相次いだ。トランプ大統領の大統領令発行に伴う就任式当日、トランプ氏に関連する「メームコイン」が大暴落し、一方で1人の大口投資家がトランプ氏をモチーフにした「メームコイン」を大量購入した。一方、イーロン・マスク氏の火星への道をついに阻まれたドージコインも大きな話題となり、新たな訴訟問題も浮上した。
ピーター・シフ氏のビットコインについての皮肉
名だたる経済学者であるピーター・シフ氏は、ドナルド・トランプ大統領の大統領就任の前日になって、新大統領ジョー・バイデン氏が国有のビットコインを売却するかどうかについてユーモラスな憶測を呈した。シフ氏のコメントは、米国メディアが報じたトランプ大統領選出後の動向に関連している。これによれば、トランプ政権は暗号資産を国家的な優先事項と位置付け、国有のビットコイン準備金を創設することを計画しているという。
トランプ大統領の仮想通貨に関する動き
ドナルド・トランプ大統領はデジタル資産に関する大統領令に署名し、仮想通貨業界における米国のリーダーシップの強化を目指している。この大統領令によって、ホワイトハウスのAI・Crypto Czar(暗号通貨担当官)であるデビッド・サックス氏が議長を務める「デジタル資産市場に関する大統領作業グループ」が設立された。グループは、デジタル資産とステーブルコインに対する連邦規制枠組みの策定を行う予定だ。
トランプ大統領のメームコイン騒動
ドナルド・トランプ大統領とファースト・レディのメラニア・トランプ夫人の公式メームコインは、月曜日に急落し、投資家の数十億ドルの資産を侵食した。公式トランプ(TRUMP)トークンは30%以上下落し、公式メラニア(MELANIA)トークンは24時間で54%以上下落した。
大口投資家のトランプコイン購入
トランプ大統領が大統領就任式の後に「トランプ大統領のメームコイン」について質問に答えた直後、1人のトレーダーが550万ドル以上もの額をトランプ大統領のメームコインに投資したところ、コインの価格が33%以上下落していた。この購入は、このコインの発売以来、最大の単一購入の1つとなった。
マスク氏の火星への理想
イーロン・マスク氏の新大統領ドナルド・トランプ氏の大統領就任式での発言に関するコメントは、エージェンシーに対する新たな訴訟問題が浮上した中、大きな話題を集めた。マスク氏はコメントの中で、トランプ氏に投票したアメリカ国民に対して感謝の意を表明し、彼らに安全な未来を約束した。
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本記事は、Benzinga Neuroによって執筆され、Ananya Gairola氏が編集しました。