中国の自動車メーカー、BYD Co Ltd(OTC:BYDDY)が、マイクロソフト(Ford Motor Co)(NYSE:F)の世界販売に迫りつつあるが、前者は内燃機関車を製造していない。
出来事:BYDは今年の初めから10月末までに325万台以上の自動車を販売し、昨年の同時期に比べて約36%の成長を記録している。10月だけでも、同社は50万台以上の自動車を販売し、2023年10月からの増加率は約36%となっている。
もしもBYDの2024年の販売が年末までに36%増加した場合、販売台数は400万台を超えることになる。フォードは2023年、世界中のディーラーに対して440万台の自動車を販売したに過ぎない。
ブルームバーグの報告書によると、BYDは年間売上高でフォードを逆転するチャンスを得て、グローバルでトップ10の自動車メーカーとしての地位を確立することができるだろう。同報告は、フォードは過去3四半期で世界中で年間平均110万台近くの自動車を販売してきたと指摘している。
なぜ重要か:BYDの副社長何志騏氏は今月初めに微博上で、同社は8月から10月までの間に自動車と部品製造のために20万人以上を雇用し、生産を20万台近く増やしたと述べた。
BYDによると、同社は8月から10月までの3か月間で130万台以上の新エネルギー車(NEV)を製造し、昨年の同時期に製造した90万台近くの台数を上回っているという。
7月から9月までの第3四半期において、BYDの運営収益は24%増の1,201.12億人民元(約28.25億米ドル)に上昇したと、同社は先月末の遅い時期にファイリングした中で説明している。
同四半期において、BYDのアメリカのライバルであるTesla Inc.(は売上総利益が251.8億ドルしかなく、投資家は、2022年以来、BYDが四半期決算でトップの電動自動車メーカーであるという事実を初めて知ることとなった。 BYDは2022年3月に内燃機関車の製造を停止し、電動車に焦点をあてている。
第3四半期においては、Teslaよりも高い売上を報告したにもかかわらず、BYDの純利益はTeslaの純利益(21.67億ドル)を上回ることはできなかった。同社は四半期において株式1株あたり4元(56セント)の希釈後利益を報告し、Teslaの調整後1株利益(72セント)を下回った。
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写真提供:BYD