トランプ次期大統領は、月曜に行われる就任演説が危険なまでに寒いワシントンDCで屋内のキャピトル・ロタンダで行われることを確認した。
気温は氏が十代に急落し、体感温度はさらに低くなるとの予想も、BBCが伝えている。
トランプ氏は、極端な気象条件により誰もが被害を受けないようにし、特に警察、救急隊、支持者らが数万人出席する可能性があることを理由に、屋内での演説を自身のTruth Socialプラットフォームで発表した。
就任式パレードと三つの公式就任祝賀会は、キャピタル・ワン・アリーナー(Capital One Arena)で1マイル離れたダウンタウンのワシントンDCで屋内で開催されることにもなった。
この場所の変更は、アメリカの大統領就任式にとっては歴史的な初めてのことだが、極端な事態による屋内での就任式はこれが初めてではない。
就任式が屋内で行われた最後の機会は、1985年に就任式が行われた際のもので、これは第40代大統領ロナルド・レーガン氏の大統領2期目の始まりであり、同様に過酷な天候のために式典が屋内で行われることになったものであるとBBCは付け加えている。
就任式当日のワシントンの気温予想は異常に低く、最低気温は-11°C(12°F)、最高気温は-5°C(23°F)になると見込まれている。
寒気の影響により、アメリカの広い範囲で極端な寒さが予想されている。
出席を予定している人々に対し、トランプ氏はSNSで、天候に立ち向かうことを決めたならば「暖かく着込んで」欲しいとアドバイスしたが、BBCは、トランプ氏が全ての安全が第一であると強調したと伝えている。
屋内の演説に加え、就任演説のライブ中継がキャピタル・ワン・アリーナーで行われる。
トランプ氏は、宣誓式の後にアリーナーを訪れる予定で、イベントが引き続き全ての関係者にとって記憶に残るものであり、かつ安全であるとの確信を表明した。
トランプ氏は変更にもかかわらず、就任式が依然として歴史的な出来事であるとして、全ての支持者に「アメリカを再び偉大に」するための結束を求めた。
屋内での開催のため出席者は限られるものの、イベントは広く放映され、遠く離れた多くの人々がその様子を見ることができるだろう。
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