新しい1週間が始まるにあたり、仮想通貨市場は、短期間での利益を求める投資家たちにとって、機会とリスクの両面を提示している。市場の指標は万能とは言いがたいが、このような不安定な環境で投資家が知識をもとに意思決定を行うのに役立つことは確かだ。
出来事 ドージコイン(仮想通貨:DOGE)や柴犬(仮想通貨:SHIB)など、何年もの間高い評価と印象的な利益を投資家たちにもたらしているミームコインについては、いつものように注目が集まっている。
先週、DOGEとSHIBはそれぞれ前週比9.19%上昇した。この2つのミーム重鎮については、テクニカル指標は混在したシグナルを出している。
短期価格と長期価格を比較するモメンタム指標は、DOGEとSHIBの両方について「買い」のシグナルを示しているとTradingViewによると。
一方で、価格の2つの指数移動平均を比較するMACD(Moving Average Convergence Divergence)は、「売り」のシグナルを出している。
買い手と売り手の力を測定するBull Bear Power指標は、SHIBとDOGEの両方について「ニュートラル」となった。
先物市場では、DOGEの取引者のうち50%以上が価格上昇の見方を取っておらず、SHIBの取引者のうち52%がミームコインに長期的な見方を持っているとCoinglassによるとの結果が出ている。
一方、前週、ドナルド・トランプ大統領のミームコインであるOfficial Trump (CRYPTO: TRUMP) は10%以上下落し、投機的な利益に影響を与えた。
TRUMPのオープンインタレストは、過去24時間で9%減少し、その先物市場トレーダーの大多数は熊市の短いポジションを取っている。
XRP(時価総額で4番目に大きな仮想通貨)は、先週10%以上上昇した。そのモメンタム指標とストキャスティック・相対力指数(RSI)は、どちらも「買い」のシグナルを示している。
とはいえ、MACD指標は仮想通貨について短期的には熊市を示している。