アドバンスト・マイクロ・デバイセズ社 (NASDAQ:AMD) の株は、データセンター収入の予測が芳しくなかったことから、水曜日のプレマーケット取引で約8%下落しました。同社は2月4日の市場クローズ後に決算を発表しています。
出来事:同社の最大の収益源であるデータセンター部門は、第4四半期に39億ドルの収益を上げ、予測の41億ドルを下回りました。同社は、インテル(NASDAQ:INTC)のプロセッサに対抗する同社のInstinct GPUおよびEPYC CPUの売り上げが好調だったことを挙げてこの増加を説明しました。
同社はまた、2025年第1四半期のデータセンター収益は68億ドルから74億ドルの範囲であると予想しています。しかし、7.01兆ドルというアナリストの予測に届かなかったため、株価が低下しました。同社のゲームと組み込み収益も大幅に減少し、これが株価の下落に寄与した可能性があります。
AMDは、第4四半期の売上高76.6億ドルに対し、1株あたり調整後利益は1.09ドルを記録し、ウォール街の予測を僅差で上回りました。一方、PCチップを含むクライアント部門は、23億ドルという収益で予想を上回りました。
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今回の出来事の重要性:AMDの株価の最近の動向は、同社の継続的な苦戦とリストラの取り組みの中で理解することができます。同社はゲームの収益が前年比で59%減少したことを受け、クライアント部門とゲーム部門を統合する計画を発表しています。このリストラは2025年第1四半期に開始される予定です。
AMDは現在、AI市場で高性能AIチップの販売をリードするNvidia Corporation(NASDAQ:NVDA)と競合しながらAI市場でシェアを競っています。さらに、クアルコム(NASDAQ:QCOM)にも厳しい競争を受けています。過去1年間で、AMDの株価は31%以上下落し、ライバルのNvidiaの株価は70%以上上昇し、クアルコムも20%近く上昇しました。Benzinga Proのデータによると。
CEOのLisa Su氏は、AMDのAIとデータセンターの2025年の売上高と1株あたり利益の「2桁の強い割合の伸び」を予測しました。ただし、AIチップの売り上げの伸びは、2024年後半と2025年初頭にはほぼ同じであり、2半期目になってから加速するという予想が慎重視されています。
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