Alvotech(NASDAQ:ALVO)の株は、このバイオシミラー開発企業がスイスの製薬総合企業であるIvers-Lee Groupを買収したという発表を受けて、水曜日の朝の取引でプラスに動いた。
この動きは2025年に予定されている3つのバイオシミラーの立ち上げに向けてAlvotechの準備を整え、同社のグローバルな成長戦略に沿ったものである。取引の金額については会社から明らかにされていない。
Ivers-Lee Groupはスイス・ビュルクドルフに本社を置き、製薬業界向けのGMP認証およびFDA承認を受けたサービスで高い評価を受けている。
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この買収によりIvers-Leeは独立した法的実体として運営されることになりますが、その製造活動はAlvotechの技術部門として統合されます。Alvotechの創業者兼CEOであるRobert Wessmanは、2社の間で築かれた連携について言及しています。
Wessman氏は、「Alvotechは2025年に3つの新しいバイオシミラーの発売と、グローバル市場での売上成長に向けて、Ivers-Leeの技術部門の統合を通じて、バイオシミラーに対する世界的な需要の増加に対応するための柔軟性と能力を提供し、最高水準の品質とサービスを維持するものです」と語っています。
Ivers-Leeは1947年に設立され、数十年にわたってビュルクドルフとドイツのレーラハにおいて製薬包装において多くの経験を積んできました。ビュルクドルフの施設ではオートインジェクター、安全装置、プリフィルドシリンジ、および小瓶の組み立てに焦点を当て、レーラハの施設では受託製造、臨床試験支援、およびQPサービスを担当しています。
会社の現マネージングディレクターであり創業者の孫であるPeter Schüpbachは、経営陣として留任し、またAlvotechのシニア技術部門チームに加わる予定です。
Schüpbach氏は、「私たち創業家として提供することができない成長市場という点で、AlvotechはIvers-Lee Groupにとって財務的な強みと発展の機会を提供してくれます。この変化がIvers-Leeおよびその従業員両方にとって安定をもたらすものです」と述べています。