Coinbase(NASDAQ:COIN)による2025年の仮想通貨市場の見通しは、安定コイン、トークナイゼーション、そして規制の転換が先を走っている5つの主要なトレンドを強調している。
2024年に安定コインの時価総額が48%増の1930億ドル(約2.2兆円)となり、安定コインが仮想通貨の”キラーアプリ”であることが明らかとなった。
Coinbaseは、このトレンドが交換を超えて、世界の商業や資本の流れの中でより広範囲に採用されることを予想している。
レポートによると、2024年に安定コインの取引量は27兆ドルを超え、前年の3倍になった。
実世界資産(RWA)のトークン化がもう一つの注目点で、2024年には60%増の135億ドル(約15兆6500億円)となった。
CoinbaseはRWAトークン化が金融取引を簡素化し、クレジット、社債、不動産、商品などの分野にも拡大すると考えている。
一方、機関投資家の側面では、スポットビットコインETFの成功が需要のダイナミクスを再編成し、Coinbaseは今後の発展を期待している。
XRP(CRYPTO:XRP)、Solana(CRYPTO:SOL)、そしてLitecoin(CRYPTO:LTC)のETFが近い将来において限られた需要を創出することは確かだろう。
だが、イン−カインド創設やステーキングといった革新的な手法で、ビットアスクのスプレッドを狭め、純資産価値との一致を改善することで、ETFの魅力が大幅に向上する可能性がある。
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分散型金融(DeFi)が再燃する
前サイクルで挫折を味わった後、貸出プロトコルと分散型取引所(DEX)は順調に推移し、総ロック価値(TVL)で過去最高を記録した。
分散型物理インフラ(DePIN)や予測市場といった革新的なアプリケーションが、このセクターの進化を予感させる。
米国における規制の変化は、仮想通貨にとって切実な明確さをもたらすと予想されている。議会では、両党が多数派を占める中、親仮想通貨政策を支持する議員が増加している。
Coinbaseは、安定コインの法律、執行による規制停止などの規制上のマイルストーンが予測されているとしている。
世界的には、G20諸国やその他の金融拠点もデジタル資産フレームワークの作成に向けて動いている。
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