米国のトーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』で、LinkedInの共同創設者のリード・ホフマン氏が、イーロン・マスク氏の米国政府の運営に及ぼす影響について懸念を示している。そして、公共サービスをスタートアップのように扱うことが深刻な結果をもたらす可能性があると警告した。
出来事:今月初め、ホフマン氏は自身の著書である『スーパーエージェンシー: AI の未来で何がうまくいくのか(Superagency: What Could Possibly Go Right With Our AI Future) 』の宣伝のために番組に出演した。
司会者が政府効率化省(DOGE)のマスク氏の政府での重要な役割について質問したことから、政治的な話に向かった。
「政府と企業は違う」、「政府運営のやり方は、企業経営とは違うべきである」とホフマン氏が述べると、観客からの拍手が起きた。
ホフマン氏は、セグメント全体を通じて革新と起業家精神を称賛、民間セクターの効率には信頼を置いている一方で、ビジネス戦術と民主政治の間には鮮明な線引きがあると主張した。
「私たちは政府の効率を求めているが、もちろん、それは残酷ではなく合法的にできる」と発言した。
会話はその後も幅広く展開され、ホフマン氏と司会のコルバート氏はAIの未来、ChatGPTのようなAIツールの創造力、中国の急速なAI開発(DeepSeekなど)、ホフマン氏自身の多言語スピーチが可能なAIクローンについても触れた。
COLBERT: “You know Elon. Should we trust what’s going on?”
HOFFMAN: “We want government efficiency. But we could do it in a much less cruel, and much more lawful manner.” pic.twitter.com/OmAIeAObw7
— Chief Nerd (@TheChiefNerd) March 16, 2025
なぜ重要か: 現在、マスク氏が大統領令によって設立された米国政府の支援機関である政府効率化省(DOGE)を率いており、政府支出の削減と連邦政府の職員削減を図るために活動している。
政府効率化省は公式機関ではないものの、連邦政府省庁へのアクセスを与えられているとの報道があった。この省庁は65億ドルを削減したと報告されたが、専門家は、辞任者が激増の中で、「まやかし」と一蹴している。
財政赤字を懸念するアメリカ人もいる一方で、マスク氏のやり方は政府の透明性と制度上のチェック機能を損なうと批判する声もある。政府効率化省はすでに法的な問題に直面しており、またイデオロギーに対する非難も浴びている。
以前にも、アップルの共同創設者であるスティーブ・ウォズニアック氏も政府効率化省の大規模な解雇へのアプローチを非難していた。
写真: iQoncept / Shutterstock
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