テック巨人であるアップルが、来年登場予定のエントリーモデルの新型iPhone『iPhone 17』のための製造を、初めてインドで開始したと報じられている。これまで初期段階の開発は、中国に依存してきたアップルにとって、初の試みである。
出来事iPhone 17の開発プロセスは、現在、The Informationが引用した情報源によると、ベンガルールのフォックスコン(鴻海精密工業)の施設で進行中だ。
中国以外でアップルが新製品の紹介(NPI)という重要なiPhone開発の工程を行ったことは、過去に一度もない。NPI工程は10月から5月までを対象とし、試作品の設計を量産可能な製品に移行させ、様々な材料、機器、製造技術をテストする。
基本モデルのiPhone 17は、V57というコードネームが付けられており、現在インドで進行中だが、アップルはより高性能なiPhone 17 Pro、そして超薄型のiPhone 17 Airを、新たな製造技術の集結地である中国で製造し続けると報じられている。
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好スタートiPhone 17は、数千台のユニットを製造し、ビルド品質を評価する「proto-1」と呼ばれる予備生産の重要なマイルストーンに、成功裏に到達したと報じられている。アップルは、インド拠点のエンジニアが、アップルのカリフォルニア本社で製造された製品と同等の品質基準を満たすプロトタイプを作成できるかどうかを評価している。
アップルは、最終組立地により近い場所で新たなiPhone開発を早期に開始し、これにより同社は運用コストを削減できる可能性があるとのこと。同誌によると、アップルとフォックスコンのエンジニア、インド国内の人員を含む、関係者が積極的にテストフェーズに参加していると伝えられている。
この早期開発フェーズがうまくいった場合、この製造モデルは、中国の他の施設にも拡大されるかもしれない。
中国とワシントンDCの緊張が高まっているため、中国に依存するリスクが高まっているアップルは、2017年以来、インドでの生産能力を着実に拡大してきた。インドでは、アップルの最新のiPhone 16ラインナップの4モデルすべて、プレミアムモデルのPro版を含むようになったという。
アップルがインドで製造したiPhoneの輸出額は約60億ドル(約50,448億ルピー)、前年から30%増となった。
また、アップルは、ベンガルール、プネ、デリー地域、ムンバイの新しい店舗のために、400人の新しい従業員を新たに採用する予定だ。同社は去年、ムンバイとデリーに1店舗ずつの大型店をオープンさせた。