イーサリアム(仮想通貨:ETH)の長期投資家は、仮想通貨価格の急速な上昇に伴い、保有資産の利益を手仕舞いし始めた。
出来事:水曜日、2人の長期投資家が、オンチェーントラッキングプラットフォーム「スポットオンチェーン」によると、合計33,701 ETH(価値8,972万ドル)を売却した。
2014年のICO(イニシャル・コイン・オファリング)で獲得した25,000 ETHを人気のある仮想通貨取引所Krakenに売却した個人は64,450 ETH残し、売却額は約6,567万ドルだった。
ICO当時、ETHの単位あたりの価格は0.311ドルで、保有の25,000 ETHの総購入価格は7,775ドルだった。この売却により、投資家は844530%という驚異的な利益を手にすることになる。
同様に、別の投資家は8.75年後に再び姿を現し、1 ETHあたり約2,764ドルで8,701 ETHを2,405万ドルで(仮想通貨USDコイン(暗号資産:USDC))に売却した。これにより保有量が2,304 ETHに減り、6,480万ドル相当の資産を残し、利益は3048万ドルで、なんとは689倍にもなる。
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なぜ重要か:これらの大口投資家による売却は、ETH価格の大幅な上昇と並んで起こった。トランプ大統領の選挙勝利を受けて、わずか24時間でイーサリアム(ETH)は10%以上急騰し、市場全体の株高をけん引した。
大口投資家の興味は明白で、IntoTheBlockのデータによると、10万ドル以上の価値がある取引が50%も増加した。
多くの投資家が利益確定を狙っていることは、ETHが取引所に入ってくる量が出ていく量を上回っているというプラスの純流入が示した。ただし、過去24時間でETHの流入率は91%減少し、売却からHODL(ホールドし続ける)への変更を示唆している。
TradingViewによると、移動平均やモメンタムインジケーター(MACD)などの動向を表す指標は引き続き上昇トレンドを示しているが、相対的な力指数(RSI)は中立の数字を示している。
株価の行動:執筆時点で1 ETHは2,848.50ドルで取引され、24時間で10.2%上昇している(Benzinga Proのデータ)。
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