スペースX(SpaceX)のイーロン・マスクCEOが、火星への有人着陸の計画を時期と共に明らかにした。
出来事：先週土曜日、テスラ（NASDAQ:TSLA）のマスク氏がスペースX(SpaceX)のスターシップがオプティマスを搭載して火星に向かう計画があることを明らかにした。マスク氏によれば、着陸が成功すれば、2029年に人類を火星に送ることを目指すが、2031年の方がより現実的だと述べた。
Starship departs for Mars at the end of next year, carrying Optimus.
If those landings go well, then human landings may start as soon as 2029, although 2031 is more likely. https://t.co/JRBB95sgNN
— Elon Musk (@elonmusk) March 15, 2025
この投稿は、3月14日のスペースX設立23周年を記念したもので、オプティマスについて言及している。テスラが2021年初めに地球と宇宙の両方での利用を目指した人型ロボットを開発していることを明らかにしていたことも関連している。マスク氏は、2026年にも火星探査をはじめる計画をしている。
なぜ重要か：最近のマスク氏の投稿は、火星に人類が移住するというマスク氏の長期的なビジョンと一致していおり、その計画は2029年か2031年に開始される予定である。2月には、マスク氏は「火星で自給自足（英文記事）、あるいは人類の生活を支えられるようにするには、25年から50年はかかると発言している。
ロイター通信の昨年11月の報道によると、米国のトランプ大統領の宇宙政策に詳しい情報筋が明らかにしたところによれば、イーロン・マスク氏による人類の火星への移住計画は、トランプ政権下でさらに重要な国家的優先事項になるという。 「任期終了前に火星に到達したい」とトランプ大統領は2024年の大統領選で述べている。トランプ大統領は、前回任期中に宇宙軍（Space Force）設立し、国家宇宙会議（National Space Council）を復活させた。
2024年3月には、コマーシャルスペーステクノロジー(Commercial Space Technologies) のジョージ・ニールド代表は、AFPに対し、次のように語っている。「アルテミス計画に関しては、再検討の可能性が高い。スピードアップするか、あるいは月を飛ばして火星に重点をおくかは別だが」と述べた。 90億ドル以上の費用ががかかるされるプログラムにとって、これは大きな変化をもたらすことになる。
金曜日、スペースXのファルコン9ロケットが、国際宇宙ステーション（ISS）に乗組員を運ぶために打ち上げられた。このミッションは、２人の宇宙飛行士を米国に戻すことである。 以上
