ドイツの大手銀行、ドイツ銀行AG(NYSE:DB)が、ウェブ3の急成長に伴う対応として、Ethereum(CRYPTO: ETH)のレイヤー2ブロックチェーンを開発中だと、水曜日の報告書が示した。
出来事:このソリューションはZKsyncテクノロジーを使用して開発され、11月に発表されたDama 2プロジェクトの一部だというもので、ブルームバーグが報告している。
銀行のエグゼクティブがブルームバーグに語ったところによると、レイヤー2コンセプトは、監督された銀行が犯罪者や制裁対象の実体と取引する際に発生するかもしれない問題を回避しようとするものだという。
このようなロールアップ、あるいはレイヤー2のスケーリングソリューションは、エンタープライズが求めるセキュリティとコンプライアンスのニーズを満たしつつ、レイヤー1のチェーンやインフラのセキュリティを提供するもので、総合したカスタマイズも可能。参加者はトランザクションを検証するバリデータのみが許可されるため、許可された実体のみがバリデータとして正当化される。
ドイツ銀行は、Benzingaがこの開発を確認するよう求めたが、直ちに返答はなかった。
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なぜ重要なのか:プロジェクトDama 2は、シンガポール中央銀行(シンガポール通貨金融庁)が資産トークン化と分散型金融の適用をテストするために立ち上げた「プロジェクトガーディアン」イニシアティブの一部 だ。
このイニシアティブには、JPMorganなどの名だたる金融機関が参加しており、JPMorganは以前、公開チェーン上でクロスボーダートランザクションを実行した。
この動きは、他の大手企業による同様のイニシアティブに続いて発表されたものだ。8月上旬、多国籍複合企業のSony Groupが、Ethereumのレイヤー2ブロックチェーン「Soneium」を発表した。このウェブ3インフラストラクチャ、Startale Labsと共同開発したパブリックブロックチェーンは、Web3ゲーム、NFTマーケットプレイス、エンターテイメント関連サービスを提供している。
ドイツ銀行は、3月31日時点で1.31兆ユーロ(約1.36兆ドル)の資産を有する、ドイツ最大の貸出機関だ。S&Pグローバルの調べではこうしている。
株価の動き: 水曜日のレギュラーセッションでは、ドイツ銀行の株は17.18ドルで約2.44%安の終値を記録、アフターマーケット取引でさらに1.05%下げている(Benzinga Proのデータ)。
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