米CNNマネーの「フィアー&グリード(恐怖と欲望)指数」(Fear and Greed Index)は、総合的な市場センチメントが改善したものの、火曜日時点では依然として「恐怖」圏内にとどまっていた。
米国株は、投資家たちが全米大統領選の結果を待つ中、月曜日には上昇して落ち着いた。米連邦準備制度理事会(FRB)は、11月の金利決定を11月4日に発表する予定だ。
経済データの最前線には、米国の9月の貿易赤字が844億ドルに増加し、2022年4月以来の最高値を記録し、市場の841億ドルの赤字予想を上回ったことがある。前年8月の708億ドルの赤字からの改定値に対し、製造業指数(ISM)のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は10月に56を記録し、2022年8月以来の最高値を観測した。
ヤム・ブランズ(NYSE:YUM)は3四半期の業績を下振れて発表した。一方で、Vimeo Inc.(NASDAQ:VMEO)の株価は、同社が市場予想を上回る3四半期の決算と、四半期の売上見通しを発表したことを受けて火曜日には約45%上昇した。
S&P 500指数全体がプラスで推移し、消費者向け必需品、産業、公益株が火曜日には最も大きな利益を記録した。
ダウは火曜日、約427ポイント高の42221.88で終了した。この他、S&P 500は1.23%高の5782.76で取引を終え、ナスダック総合指数も1.43%上昇して火曜日の取引を18,439.17で終了した。
投資家たちは、本日CVSヘルス(NYSE:CVS)、ジョンソンコントロールズインターナショナル(NYSE:JCI)、クアルコム(NASDAQ:QCOM)から四半期決算が発表されるのを待っている。
CNNビジネス「フィアー&グリード指数」とは
火曜日の時点で43.5を記録し、先行指数41.2からも「恐怖」ゾーンに留まった。
「フィアー&グリード指数」は、現在の市場センチメントを測定する指標である。この指標は、恐怖が高まると株価が下がる圧力がかかる一方で、欲望が高まると反対の効果があるという前提に基づいている。この指数は7つの均等に重み付けされた指標に基づいて計算される。指数は0から100までの範囲で算出され、0は最大の恐怖を、100は最大の欲望を示す。
次の読み物
写真提供:Shutterstock