アドビ(NASDAQ:ADBE)が決算を発表した。以下、決算内容である。
第1四半期純利益: アドビ(Adobe)は、第1四半期の売上高が57.1億ドル、55.66億ドルの予想を上回った。同社の第1四半期の調整後純利益は1株当たり5.08ドル、アナリスト予想の4.97ドルを上回った。
前年同期比では売上総額は10%増。セグメント別では、デジタルメディアの売上高は前年同期比11%増、デジタルエクスペリエンスの売上は前年同期比10%増。
契約総額は196.9億ドル、第1四半期の営業キャッシュフローは24.8億ドル。
アドビは、今四半期に約700万株の自社株の買戻し計画を発表した。第1四半期の現金預貯金等を67.6億ドル。
アドビの会長兼CEO、シャンタヌ・ナラエン氏は「アドビの今後10年は顧客志向の革新と、クリエイター、マーケティングプロフェッショナル、ビジネスプロフェッショナル、消費者向けの新商品により明るい」とコメントしている。
また、「AIによって牽引される創造経済の加速を活用するために、アドビは最も適しており、2025年度の業績目標を改めて確認する」とも付け加えた。
見通し: アドビは、第2四半期の売上高が57.7億ドル~58.2億ドルと予想されている中、58億ドルの予想を上上回った。同社は、第2四半期の1株当たり調整後純利益が4.95ドル~5ドルと予想されている中、1株当たり5ドルの予想を上回る結果だった。
アドビは、2025年度の年間売上高に関する予測も再確認されており、同年度の売上高は233億ドル~235.5億ドルの見通しで、この数字は予想の235億ドルを下回っている。アドビは、2025年度の調整後純利益が1株あたり20.20ドル~20.50ドルの範囲になると見込まれており、これは1株あたり20.40ドルの予想を下回る数字である。
アドビは、3月18日のアドビサミットで、戦略とロードマップに関する最新情報を提供する投資家会議の開催を予定している。
アドビの役員はET時間午後5時から6時までの間、投資家とアナリストに電話会議でアドビの四半期の業績について詳細を説明する予定である。
ADBEの株価動向: 水曜日の公表時点では、アフターマーケットでアドビ(Adobe)の株は3.33%安の438.60ドルで取引されている。これは、Benzinga Proの報告による。
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