マグニフィセントセブン株であるアルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)の株価は過去最高値を更新する水準に高騰しており、2025年の年初来では54%の株価上昇を記録した。テック大手の投資家は著しいリターンを得ており、その中には現在世界で最も裕福な人物の一人となっている同社の共同設立者も含まれる。
Google共同設立者、富豪ランキングを急上昇
アルファベットの共同設立者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、世界で最も裕福な人物の一人であり続けている。2人は2024年の終わりに、それぞれ富豪ランキングで6位と8位にランクインするなど、トップ10に名を連ねていた。
アルファベット株の上昇に伴い、2人は富豪ランキングを上昇し、現在ブルームバーグの億万長者指数でそれぞれ3位と5位に位置している。
以下は、億万長者指数のトップ5の人物と、その現在の資産額および2025年の年初来パフォーマンスである。
- イーロン・マスク:4310億ドル、-13.6億ドル
- ラリー・エリソン:2820億ドル、897億ドル増加
- ラリー・ペイジ:2520億ドル、835億ドル増加
- ジェフ・ベゾス:2450億ドル、63.6億ドル増加
- セルゲイ・ブリン:2350億ドル、769億ドル増加
ペイジとブリンはそれぞれ835億ドルと769億ドルの資産増加を遂げ、年初来の富豪ランキングの資産増加額においてエリソンに次ぐ2位となった。エリソンの897億ドルの資産増加は2025年で最大のものであり、彼を一時的にマスクを上回らせた。しかし、ペイジとブリンはマスクの総資産額である資産額で追随されている。
ペイジとブリンは2024年末から富豪ランキングで3つの順位を上げており、ともにトップ5に復帰している。
トップ5から陥落したのは、3位から6位に転落したMeta PlatformsのCEO、マーク・ザッカーバーグと、5位から7位に転落したLVMHのCEO、ベルナール・アルノーである。ベゾスは2位から4位に転落したものの、トップ5には残っている。
トップ10の中で、エリソンは2025年に2つ順位を上げた。一方、NVIDIAのCEOであるジェンセン・ファンは12位から9位にジャンプした。
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今後の見通し
アルファベットの株価は年初来54%上昇し、過去最高値を付けている。株価はウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが2025年第3四半期に同社株の取得比率を引き上げたことにより、 更なる検証ブーストを得た。
バークシャー・ハサウェイは最近、1,784万6,142株の保有を明らかにしており、アルファベット株はバークシャー・ハサウェイの投資ポートフォリオの中でトップ10に入る保有株となっている。
AIがGoogle検索を置き換える可能性が懸念されているが、アルファベットは自社のAI製品に積極的に投資しており、会社の将来性を覆すような報告を一蹴することに成功した。
ペイジとブリンは引き続きアルファベットの大株主であり、今後も同社が株価の著しい上昇を続けた場合、両者は他の投資家と共に利益を得ることになりそうだ。
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画像はMidjourneyのAIを使って作成。

