米貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(United Parcel Service Inc)(NYSE:UPS)が、先週木曜日、2021年10月について賛否両論の割れた四半期決算を発表した。
UPSの四半期決算は、調整済み1株当たり利益(EPS)が2.75ドル(前年比+11.3%)で、コンセンサス(2.53ドル)を上回ったほか、売上高は25.301億ドル(前年比+1.5%)となり、コンセンサスの25.419億ドルを下回った。
UPSのキャロル・トメCEOは、「当社はこれまでに行った基本的な変更とともに、これから進めていくビジネスと運用上の変更により、今後の成長市場において利益をもたらす、より利益を上げやすくかつ多様なUPSへの道のりがさらに進むことになるだろう」とコメントした。
UPSは2025年の売上高見通しを約890億ドルと予想しており、これはコンセンサスの948.77億ドルを大きく下回る。調整後の運営利益率は10.8%の見通し。
UPSは2025年についての資本支出を35億ドル、配当金を55億ドル(承認待ち)、株買い戻しを10億ドル、事業税率を23.5%とする予定。
先週木曜日、UPSの株は14.1%下落して1株114.90ドルで取引を終えた。
この決算発表を受け、アナリストは株価予測を変更した。
- バード(Baird)のアナリスト、ベンジャミン・ハートフォード氏は、UPSをアウトパフォームからニュートラルに格下げし、株価予測を160ドルから130ドルに引き下げた。
- B・オブ・A・証券(B of A Securities)のアナリスト、ケン・ホエクスター氏は、UPSについてバイ(Buy)の格付けを維持し、株価予測も150ドルから133ドルに引き下げた。
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