月曜日、米半導体大手Skyworks Solutions, Inc. (NASDAQ:SWKS)の株式は静かに推移している。その背景には、先週末の急騰(8.5%)が続いているため、株価は今後も上昇する可能性が高い。
このまま上昇が続くと、利益を上げた投資家たちが売りに出ることで、株式は”ギャップ”(空白地帯)に移行する可能性がある。このこと自体が株価が上昇する可能性があることを示唆している。そのため、BenzingaはSkyworksを本日の一押し銘柄に選出した。
財務市場では、抵抗線とは売り注文が大量に見込まれている価格レベル、またはその近くの価格帯のことを指す。
株価が上昇するということは、買い注文が埋まらないために株価が上昇するということである。株を購入したい投資家やトレーダーは、プレミアムを支払い、競り合うようになる。この結果、株価は上昇するようになる。
ところが、株価が抵抗線に達すると、そのダイナミックは一変する。このときは、売り注文が埋まるほどの量が見込まれるため、株価は上昇することはなくなるか、あるいは一旦ストップする。
抵抗線が形成される最も大きな原因の一つは、購入者が後悔することである。株価が下がった後に購入して後悔することがあると、購入者が売却を決意することがある。彼らの中には、最終的には元本割れで売却することを誓う者もいる。
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したがって、株価が購入時の価格まで上昇すると、購入者は売却注文を出す。これが、Skyworksの95.00ドルの水準がサポートから抵抗に変わった理由である。
サポートの水準で株を購入した多くの投資家は、10月下旬に抵抗線が壊れたときに後悔した。株価が再び95ドルに戻り、投資家が株を売りに出したのは2021年1月のことだ。この売却の多さが、以前のサポート水準に抵抗線を生み出したのである。
下のグラフを見て分かる通り、株は2月上旬にギャップダウンを起こしている。つまり、ある日株はある価格で取引が終了し、翌日株が大幅に安い価格で取引が始まったということである。グラフ上には、その部分が白紙のようになっている。

これらの価格帯の間には取引がなかったため、誰も株を買わなかった。つまり、Skyworksが逆方向にギャップを埋めるような価格帯に移動したため、売り注文が多くない可能性がある。
買い手は積極的になり、売り手を引き寄せるために株価を押し上げることを求められるかもしれない。結果として、株価は急激に上昇するかもしれない。つまり、ギャップが「埋められる」可能性があるのだ。
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