「Apple Inc.(NASDAQ:AAPL)が新たにアメリカで5000億ドルの投資計画を発表し、工場、雇用、そして製造業における大規模な半導体生産を約束した。
見出しは印象的だが、この銘柄が本当に上昇する準備ができているのか、それとも下落するのか、投資家たちは気になるだろう。
アップトレンドの流れだが、欠点も

技術的視点から見ると、Appleの株は各所でアップトレンドのシグナルを発している。Appleの株は1株245.55ドルで取引され、5日、20日、50日の指数平滑移動平均線(EMA)をいずれも上回っている。これは通常、上昇の勢いを示す強力な指標だ。8日の単純移動平均(SMA)は1株242.04ドル、20日は1株236.10ドルで、ともに引き続きアップトレンドを示している。
MACD(移動平均収束拡散)は2.22で、このポジティブなトレンドを補強している。一方、RSI(相対力指数)は61.17で、まだ買いすぎの状態にはないと考えられる。
Appleの現在価格が1株224.39ドルの200日SMAよりもはるかに上にあることから、同社の株価はしっかりとアップトレンドの領域にある。
関連記事: AppleのM4 MacBook Air、3月に発売へ─トップアナリストが予測
売り圧力が像を暗くする
しかし、技術的な強さにも関わらず、Apple株は明らかな売り圧力に直面している。これは、特に長期のアップトレンドの後には、潜在的な冷却をほのめかすものだ。
Appleの大規模な投資計画は基本的なサポートを提供するかもしれないが、技術的トレーダーは株価が反転する兆候について密に見張ることになるだろう。
投資家の手応え
Appleの5000億ドルの投資計画は見出しになるかもしれないが、実際の話はチャートにある。株価は確実にアップトレンドの流れにあるが、売り圧力が増大していることから、リスクを冒して追いかけるのは止めておくべきだろう。
これからは移動平均線に注目してほしい。Apple株が20日SMAを下回った場合、最後に熊が出てくるかもしれない。
続きを読む:
画像提供:シャッターストック