CNNマネーのFear and Greed指数は、総合的な市場のムードにほとんど変化が見られず、火曜日時点で「中立」圏内にとどまっている。
米国株は火曜日、投資家たちがジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のコメントを消化する中、結局は上下に割れた。パウエル議長は上院銀行委員会前での証言で、中銀が金利を引き下げることには無理があると述べた。この結果、リスク資産がさほどサポートされなかった。
テスラ(NASDAQ:TSLA)は4%以上下落し、中国での1月の自動車販売が低調だったこともあって11週間ぶりの安値を記録した。この一方、アップル(NASDAQ:AAPL)とアリババ・グループ・ホールディング(NYSE:BABA)は、The Informationの報告書によれば、中国のiPhoneユーザー向けに人工知能(AI)機能を開発することで提携したというニュースを受けて上昇している。
経済データの面では、1月のNFIB (National Federation of Independent Business) 中小企業オプティミズム指数は105.1から102.8に低下し、104.6からの予想を下回った。
S&P500指数のセクターのうち、流通株、ヘルスケア株が全体のトレンドに逆らい、セッションを下げて終了した一方で、日用品、エネルギー、不動産の各銘柄は上昇し、好感触を受けた。
ダウ平均株価は約123ポイント高の44,593.65で火曜日を終えた。S&P500指数は0.03%上昇し6,068.50、火曜日のセッションでNASDAQ総合指数は0.36%下落の19,643.86で終了した。
投資家たちは火曜日の今日、CVSヘルス(NYSE:CVS)、The Kraft Heinz Company(NASDAQ:KHC)、Cisco Systems, Inc(NASDAQ:CSCO)の決算発表を待っている。
火曜日の時点で、この指数は46.54から46.46に変わらずに「中立」圏内にとどまっている。
「CNNビジネスFear & Greed指数」とは?
Fear & Greed指数とは、現在の市場ムードを測定するもので、市場の恐怖が高まるほど株価に圧力がかかり、欲が高まるほど逆の効果がもたらされるという前提に基づいている。この指数は7つの等ウェイト指標に基づいて計算されており、その範囲は0から100で、0は最大の恐怖を表し、100は最大の欲望を表している。
- ウォール街で最も的確なアナリストが6%の高配当利回りを提供する3つの公益株銘柄にスポットを当てる