株式投資家にとって、経済的にも重要な情報源である3M(NYSE:MMM)の四半期決算発表は、この日のオープン前に発表された。
アナリストの予想によると、このアメリカ・ミネソタ州セントポールを拠点とする企業は今四半期、1株あたり1.55ドルの利益を計上すると予想されている。これは、去年同期の1株あたり2.42ドルの数字から減少したものだ。3Mは今四半期の売上高を58.5億ドルと予測しており、一年前の801億ドルから大幅に低下する見込みだ。これはBenzinga Proのデータによるものである。
水曜日には、JPMorganのアナリストSteven Tusa氏が3Mを「オーバーウェイト」の格付けで維持し、ターゲット株価を165ドルから162ドルに引き下げている。
3Mに関しては最近、配当金をめぐる騒動も起きている。今のところ、3Mは年間配当利回り2.01%(つまり1株あたり70セント、年間2.80ドル)を提供するという。
さて、投資家が3Mの配当利回りをどのように活用し、月500ドルの利益として得ることができるのだろうか。
配当利回りだけで月500ドル(年間6000ドル)を稼ぐためには、投資額は約29万8263ドル、もしくは株数2143株が必要だ。一方、月100ドル(年間1200ドル)にとどめるためには、投資額は約5万9708ドル、もしくは株数429株が必要となる。
計算手順: 希望する年間利益(6000ドルまたは1200ドル)を配当で割る。この場合、6000ドル/2.80ドル = 2143(月500ドル)、1200ドル/2.80ドル = 429(月100ドル)。
ただし、配当利回りは配当金支払いと株価がともに時間の経過とともに変動することにより、変動することに注意が必要である。
メカニズム: 配当利回りは、株の年間配当金額をその株の現在の価格で割ったものである。
例えば、株が年間2ドルの配当金を支払い、現在の株価が50ドルの場合、配当利回りは4%(2ドル/50ドル)になる。 ただし、もし株価が60ドルに上昇した場合、配当利回りは3.33%(2ドル/60ドル)に低下する。 逆に、株価が40ドルに下がると、配当利回りは5%(2ドル/40ドル)に上昇する。
同様に、配当金の変化も配当利回りに影響を及ぼす。 企業が配当金を増額すると、株価が変わらない限り、配当利回りも増加する。 逆に、企業の配当金が減ると、配当利回りも減少する。
3Mの株価アクション: 木曜日、3Mの株は1%上昇し、139.18ドルで取引を終えた。
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