米大手水耕栽培製品およびオーガニック園芸製品小売り大手のGrowGeneration Corp.(NASDAQ:GRWG)は、2024年第3四半期の決算を発表し、好調な業績を見せた。火曜日の午後に売上高は前年同期比10.2%減の5000万ドル(約5700万ドル)、2023年第3四半期の5570万ドルから減少した。
その下落の要因は、25の小売り店舗を閉鎖することによるもの。ただし、同店舗の売り上げは12.5%増加しており、強力な商業販売と顧客の引き留めに支えられた。
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粗利益と利益率が圧力を受ける
粗利益は33.2%減の、2023年第3四半期の1620万ドルから2024年第3四半期の1080万ドルに減少した。粗利益率も大幅に縮小し、前年の29.1%から21.6%に低下した。
この減少の要因は、在庫処分費用や割引ベンダーの削減などのリストラ活動によるもの。粗利益率の圧力にもかかわらず、独自ブランドの売り上げは農業と園芸の純売上高の23.8%に増加し、前年同期の19.4%から上回った。
営業費用は削減、純損失は拡大
営業費用は5.4%減の、GrowGenerationが店舗を統合しコスト削減を進めたことにより2024年第3四半期の2290万ドルに減少した。
ただし、これらの努力は売上の減少の影響を打ち消すには十分でなく、同社は純損失1140万ドル(2023年第3四半期の730万ドルの損失から拡大)を報告した。調整後のEBITDAも、前年の900万ドルの損失に比べ、240万ドルの深刻な損失を記録した。
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戦略の転換にも関わらず、現金準備は強い
同社は四半期末に、現金、現金同等物および有価証券純額の合計が5,520万ドルで、負債はなかった。
CEOのDarren Lampert氏は、同社の財務的安定性と戦略的進展を強調している。 「これまでの私たちの行動は、2025年に持続的成長を確保するためにGrowGenを成功裏に整えています。来年の独自ブランドの売り上げ比率を35%に引き上げるという当社の目標に対しても順調に進んでいます。」
同社は2024年第4四半期に、デジタルプレゼンスの強化とB2B販売の推進を目指して、自社のeコマースプラットフォームの立ち上げに向けて動いている。2024会計年度において19の店舗統合を完了したことで、GrowGeneration社は今後、収益率を最適化し、よりスリムで収益性の高い事業運営を目指す。
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