米国最大の動画配信プラットフォームを運営するNetflix Inc.(ネットフリックス)(NASDAQ:NFLX) は、2021年7月15日に第2四半期の業績を発表し、年間売上高ガイダンスを引き上げた。
Netflixは第2四半期の売上高が110.8億ドルで、前年同期比16%増となった。この売上高は、Benzinga Proのデータによると、11.04億ドルと予想されていたストリートの見通しを上回っている。同社は第2四半期の1株当たり純利益が7.19ドルで、ストリートの予想額である7.06ドルを上回った。
Netflixは第3四半期の売上高について、前年同期比17%増の115.26億ドル、1株当たり純利益については6.87ドルとの業績予想も発表している。どちらの数字も、Benzinga Proのデータによると、ストリートの予想を上回っている。同社は加えて、これまでの年間売上高ガイダンスの幅が445億〜448億ドルから、新たに448億〜452億ドルに引き上げた。
同社は声明の中で、「当社の目標は、多様な質の高いシリーズ、映画、ゲームを提供することです。これらがNetflixのメンバーに愛されていることが、私たちの目指すところです。 それがNetflixの顧客の関与を高め、視聴時間や視聴好きも向上させ、最終的には顧客の定着をもたらし、Netflixを紹介し、サービスに対する価値を高めることができます」と語っている。
この発表を受けてNetflixの株は、7月15日に1,274.17ドルで終了し、前日比1.9%上昇した。
複数のアナリストが、この業績発表を受けてNetflixの株価見通しについて変更を行っている。
- Morgan StanleyのアナリストBenjamin Swinburne氏は、Netflixをアメリカ株では最高クラスのレーティングである「オーバーウェイト」で維持するとともに、株価予想を1,450ドルから1,500ドルに引き上げた。
- Piper SandlerのアナリストMatt Farrell氏は、Netflixをオーバーウェイトのレーティングで維持し、株価予想を1,400ドルから1,500ドルに引き上げた。
- RosenblattのアナリストBarton Crockett氏は、Netflixを「バイ(買い)」で維持するとともに、株価予想を1,514ドルから1,515ドルに上方修正した。
- TDカウンのアナリストJohn Blackledge氏は、Netflixを「バイ」で維持するとともに、株価予想を1,440ドルから1,450ドルに上方修正した。
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