Eaton Corporation (NYSE:ETN) の株価が、同社が2024年第4四半期の業績を発表した後、下落している。
売上は前年比5%増の62.4億ドルとなり、予想額の63.4億ドルを下回った。
電機アメリカ部門の売上は、有機成長を後押しにして前年比9%増となる29億ドルだった。年末時点での受注残高は29%増となった。
四半期の電機グローバル部門の売上は4%増の16億ドルとなった。受注残高は16%増加している。
特にハリケーン・ヘレンと航空宇宙産業におけるスト権が、売上を約8000万ドル下げた点にも注目だ。
セグメントの利益率は24.7%となり、前年比190ベースポイントの拡大が見込まれている。調整後の1株当たり利益(EPS)は前年比11%増の2.83ドルとなり、予想の2.81ドルを上回った。
四半期のオペレーティングキャッシュフローは16億ドル、フリーキャッシュフローは13億ドルだった。
Eatonの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるCraig Arnold氏は、「2024年の当社の強い業績は、市場からの賑わいと、チームの成功した実行による結果だ。 Eatonは、私たちの市場での強力な成長をもたらす巨大なトレンドに対応して、差別化されたパフォーマンスを発揮するという独自の立ち位置に自信を持っています。2025年もその勢いは続くと確信しています。」とコメントしている。
見通し: 2025年について、Eatonは7%〜9%の範囲で有機成長を予測し、調整後EPSは1株あたり11.80ドル〜12.20ドルと予想している(コンセンサス予想は1株あたり12.00ドル)。
同社は第1四半期については、5.5%〜7.5%の範囲での有機成長と、1株当たり2.65ドル〜2.75ドルの調整EPSを予測している(ウォール街の予想は1株あたり2.70ドル)。
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のアナリスト、ジョー・リッチ氏は、これを四半期レポートで一直線の好調な業績と受注残高によるものと見ている。
ただし、DeepSeekのニュースによる最近の株式の弱気ムードとともに、強力な受注実績と受注残高があるため、リッチ氏は、今日の株価は上昇しそうだと予想している。
株価動向: 金曜日の最後のチェックで、ETNの株価は0.71%安の324.79ドルで推移している。
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