EchoStar Corp(NASDAQ:SATS)は6.6%高の78.50ドルで取引されている。
衛星通信会社は、ワイヤレススペクトルの一部をVerizon Communications Inc.(NYSE:VZ)に売却するための協議を行っているとのことだ。
ブルームバーグによると、協議はEchoStarのAWS-3ライセンスに関するもので、このライセンスは5G信号の伝送に価値があるという。同社は規制当局への届け出において、このスペクトルに98億ドルの簿価を割り当てている。
Verizonとの取引がこの水準に達しない可能性はあるものの、投資家はこの潜在的な取引に好意的な反応を示している。
8月、EchoStarは、そのワイヤレス・スペクトル・ポートフォリオの大部分をAT&T Inc.(NYSE:T)に売却する230億ドルの画期的な取引に署名した。
9月、EchoStarは、AWS-4およびHブロックのスペクトルライセンスをイーロン・マスクのSpaceXに約170億ドルで売却すると発表した。
取引の対価は、最終契約書の作成時点で評価された、現金85億ドルまでとSpaceX株式85億ドルまでの範囲内で構成されている。
ブルームバーグは火曜日、潜在的な売却はEchoStarの最近の戦略的シフトに続くものだと述べた。先月、同社はスペクトル保有量の一部を売却し、破産を回避するとともに、確保した電波を十分に迅速に展開しているかを調査する米連邦通信委員会の調査に対処した。
AWS-3帯のもう一部は、連邦政府により来年入札される予定である。
最近のインタビューを引用した報告書では、EchoStarのCEOであるハミド・アカバンが、AWS-3ライセンスを含む同社のスペクトルポートフォリオの一部の収益化を継続する意向を示したことを強調した。EchoStarは、もはや業界最大手と競合するために全国的なワイヤレスネットワークを構築する意図はないと述べている。
価格の動き:火曜日のラストチェック時の時間外取引でSATS株は6.59%上昇し、78.50ドルで取引されている。
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写真:Shutterstock