Jabil Inc.(NYSE:JBL)は、月足チャートで18フェーズのアーディシュタナ・サイクルの10フェーズ目に位置しており、そのタイミングからは、重要な転換点に近づいている可能性が示唆されている。構造がアーディシュタナの原則に沿っている様子を見てみよう。
原則に沿った反発

2021年初頭以来、Jabilの株は30ドルから50ドルの範囲から始まり、現在は220ドルを超える取引を行なっている。この動きは、とりわけ株が9フェーズ目に進入したときにアーディシュタナの構造によく沿っている。
原則によれば、9フェーズ目はアーディシュタナ・チャクラ、つまり通常は4フェーズ目から8フェーズ目の間に形成されるチャンネルを突破するものとなる。
この突破は、アーディシュタナ・ヒマラヤ形成として知られるものの開始を印につけるもので、Jabilはこれを精密に守っており、チャクラから抜け出して9フェーズ目で210%以上の上昇を見せている。
上昇は10フェーズ目にも続いており、このフェーズは依然として上昇の勢いを支えることができる一方、最大地点が形成される可能性も秘めている。
「18番めの間隔は最大地点のレベルと期待されており、最大地点が18番めの間隔で形成されないとはしません。最大地点が18番めの間隔で形成されないときは、23番めの間隔で形成されるでしょう。このフェーズが最大地点が形成されずに終了すると、次のフェーズで形成されることが予想されます。」-Adhishthana: The Principles That Govern Wealth, Time & Tragedy
この最大地点形成の窓は2025年9月から2026年2月までの間、つまり投資家が慎重に見守るべき時期にあたる。
懸念を増大させる週足チャート

週足チャートも慎重なトーンを反映している。Jabilはさっき7フェーズ目に進入したばかりで、これは原則によれば「アータの秋」と「アータールティ」に関連するものであり、通常は8本の赤いバーに分布する二つ折りの補正を行なうものである。
まず第6フェーズ目で確立された涅槃のレベルを目指すもので、Jabilの場合は137.235ドルで確立されている。
現在、株価は週足チャート上でチャクラチャンネルより上で取引されており、短期的には価格が過熱している可能性が示されている。このチャンネルの典型的な振る舞いとの不一致は、近い将来においては補正が行われる可能性があることを示している。
投資家の見通し
Jabilの長期的な構造はそのままであるが、近いうちに最大地点が形成される可能性があるという兆候が出ている点には注意が必要で、それは2025年9月から2026年2月のタイムゾーンの中で起こりうる。既存の株主は構造を注視し続けるべきである。週次チャネルが壊れれば、それはより大きな補正フェーズのスタートを示すかもしれない。この時点でリスク管理を進んで行なうことが賢明なことだ。
新たな投資家は、この上昇相場を追いかけるのを控えておいた方がよいだろう。週次チャートと月次チャートの両方が、補正や最大地点の可能性を示しているためだ。