市場全体のセンチメントは改善傾向にあるものの、CNNマネーの『恐怖と欲望の指数』は火曜日も引き続き「恐怖」というゾーンに位置している。
米国株は投資家が1月20日、ドナルド・トランプ氏が47代目の米国大統領に就任した後、国内向けの政策が採用されるとの見通しを受けて、火曜日に上昇を続けた。
3大指数はいずれも2025年初の週次利益を記録した。先週、ダウは3.7%上昇し、S&P 500指数も2.9%上昇した。一方でナスダックは、先週の取引で2.5%上昇し、12月以来の最大週間パフォーマンスを記録した。
D.R.ホートン社(NYSE: DHI)は期初の業績が予想を上回る数字を発表した。 3Mカンパニー(NYSE: MMM)は第4四半期の業績が上向きで、2024年の四半期の業績と2025年の業績予測を発表した。
S&P 500指数のセクターでは、火曜日に鉱工業、不動産、医療の3つのセクターで上昇が見られた。ただし、エネルギー株は全体の流れとは異なり下落し、セッションを終えた。
ダウ平均株価は火曜日、538ポイント余り上昇し、44,025.81で取引を終了した。S&P 500指数は0.88%上昇し、6,049.24で取引を終え、ナスダック総合指数は0.64%上昇し、19,756.78で取引を終えた。
投資家たちは本日、アボット・ラボラトリーズ(NYSE:ABT)、The Procter & Gamble Company(以下、プロクター・アンド・ギャンブル)(NYSE:PG)、ジョンソン&ジョンソン(NYSE:JNJ)の決算結果に注目している。
《CNN ビジネスの恐怖と欲望指数とは?》
火曜日の時点で40.8という現在の読み出しで、指数は先週の37.6から上昇しており、「恐怖」というゾーンに留まっている。
『恐怖と欲望の指数』は、現在の市場のセンチメントを測定するもので、この指数は、恐怖感が高まると株価に圧力がかかり、欲望感が高まると株価が上昇するという前提に基づいている。この指数は7つの同じ重みづけの指標に基づいて計算される。指数は0から100の範囲で、0は最大の恐怖を意味し、100は最大の欲望を意味する。
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