ショートセラーのHindenburg Researchが、過去1年間で株価が300%以上上昇している
注目すべきは:Hindenburgは、木曜日、『Carvana: A Father-Son Accounting Grift For The Ages』と題された報告書において、中古車販売業者のCarvanaに対するショートポジションを発表した。
絶対売りのHindenburgは、Carvanaの株価は2022年と2023年に同社が破綻のリスクに立ち向かった後、最悪の事態を乗り越えたという期待のもと、この1年で急騰したと指摘した。
「しかし弊社の4か月にわたる調査、大量の資料レビューおよび業界の専門家、元Carvana社員、競合他社およびCarvana社に関連する関係者との49回の面談を通じて発見された証拠から、Carvanaの業績回復は幻想にすぎない」とHindenburg Researchは主張している。
Benzingaは、Carvanaに対し報告書に関連したコメントを求めている。
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報告書が公表されたとき、Carvanaの株価は約5%下がったが、すぐに反発している。確認時点では、株価は3%以上上昇しており、Benzinga Proによると、最後のチェックでは株価は3%以上上昇している。
Hindenburgは、同社の調査で、Carvanaが行なっている「会計の操作と手抜きの信用調査」により、「一時的な報告利益の増加を煽っている」と主張した。また、同社の調査では、Carvanaが「疑わしい非公開関係者」へ8億ドルのローンを売却したことも発見されたという。
Hindenburgは、最近の社内者の株式売却を強調し、同社の株価がインフレになっていると述べた。全ての調査内容はさておき、Hindenburg Researchは、同社の株価が「過剰に評価されている」とし、競合他社のCarMaxやAutoNationと比較して845%、および754%の売上倍率および未来の利益倍率で取引していると見ている。Carvanaのフォワード利益倍率は約101倍となっており、Benzinga Proによると、最後のチェックでは株価は3%以上上昇している。
CVNAの株価動向
本稿執筆時点の木曜日、Carvanaの株は1株210.20ドルで3.37%上昇していた。
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