Ross Stores(NASDAQ:ROST)は現在、18段階のアーディシュタナ・サイクルの最終第18フェーズ(Phase 18)にあり、その兆候からは、2025年11月2日にサイクルが終了するまで、ベア優勢を持って株価が一段落する見通しとなっている。ピークに達していることから、株価はここからアーディシュタナ・サイクルが終わるまで、ベア優勢で一段下がると見られる。
Rossの週次構造とグナ・トライアド

株価が第18フェーズで上昇を継続し、新たな高値を記録するかどうかの決定的な要因の1つは、グナ・トライアド(第14、15、16フェーズ)の性質にかかっている。Rossのトライアドは、第14フェーズでサットグナ(善性)、第15フェーズと第16フェーズではラジョグナ(情熱性)が展開した。
第14フェーズのサットグナは第18フェーズでの急落を防いだものの、第15フェーズと第16フェーズのラジョグナの存在により、ニルヴァーナ(霊的平和)の強度は著しく弱まってしまった。株価は第18フェーズへの移行後、構造的基準を満たし、史上最高値を記録したものの、その後は300日以上にわたり一段下がりの範囲内で推移し、新たな上昇の勢いをつけられずに立ち往生している。株価の月次チャートも、同じ立場を支持している。
月次チャート視点:上昇が完了

月次タイムフレームでは、Rossの株価は第9フェーズでアーディシュタナ・チャクラ(生命力の光輪)からのクリーンなブレイクアウトで、ヒマラヤの形成が始まったことを示している。第10フェーズと第11フェーズで上昇が続き、第9フェーズの中盤が抜けることがない限りは、上昇基調が続いているとの見方が確認された。
ただし、第11フェーズの最後の1本のバーで株価は163.60ドルのトップを記録した。その後、株価は第12フェーズで調整が入り、トップが形成されたことを示した。163.60ドルというレベルが今後、週次サイクルと月次サイクルの両方でのハイとなり、現在の株価の修正フェーズは、引き続きベアリッシュまたはレンジバウンドの動きを予想させる。
投資家の見通し
週次と月次の構造がともに長引く一段下がりを示していることを考慮すると、大きな構造的逆転が起きるまで、新規のロングポジションは避けるべきだ。既存のロングポジションを持つ投資家は、2025年後半まで続くと予想される、サイドウェイズからベアリッシュな動きを航行するためにヘッジを考慮するか、クレジットスプレッドを使用するべきだ。