米EOGリソーシズ(NYSE:EOG)のフロート株式に対する空売りの割合は、最後の報告から10.9%上昇している。同社は最近、1328万株について空売りが報告されており、これは取引に利用可能な全ての普通株式のうち2.34%に相当する。銘柄の取引量に基づくと、トレーダーが空売りポジションをカバーするのに平均4.49日かかるだろう。
空売りの重要性
空売りの割合とは、空売りがされたもののまだ手仕舞われていない株式の数を指す。トレーダーが自分のものでない会社の株式を売り、その価格が下がることを期待して行うのが空売りである。その株価が上がればトレーダーは損をするし、下がれば利益を得ることができる。
空売りの割合を追跡することは重要で、というのもこれは特定の銘柄に対する市場の気持ちを示す指標となるからだ。空売りの割合が増えると、投資家の株価に対する悲観的な見方が強まった兆しとなり、逆に空売りの割合が減少すると、投資家が株価に対して楽観的になっていることを示すことができる。
関連リンク:空売りが多い銘柄リスト
EOGリソーシズの空売り割合
上のグラフからも分かるように、最後の報告以来、米EOGリソーシズの空売り割合は増加している。株が近いうちに下落するという意味ではないが、トレーダーは空売りポジションが増加していることには注意すべきだ。
EOGリソーシズの空売り割合を同業他社と比較
業種や規模、年齢、財務構造などが似通った他社を使って、企業の業績を評価する方法がある。同業他社とは、特定の企業の特徴(業種、規模、年齢、財務構造など)が似ている他社のことを指す。企業の同業他社は、企業の10-Kファイリング、プロキシファイリングを読むか、独自の類似度分析を行うことで見つけることができる。
Benzinga Proによると、空売りの割合はフロートに対する米EOGリソーシズの同業他社の平均が6.96%であることから、この銘柄は同業他社の大部分よりも空売り割合が低いということになる。
空売りの割合が増えると、株式にとっては実際には逆に良いことであるということを知っていましたか? こちらのBenzinga Moneyの記事でその利益の出し方が解説されています。
この記事はBenzingaの自動コンテンツエンジンによって作成され、編集者によって査読されました。