米国株式市場は、米国がカナダ、メキシコ、中国からの輸入品に対する関税を発効し、これに対し貿易相手国が報復関税を発動したことを背景に、この日も下落して取引を終えた。
ダウ平均株価は400ドル以上下落し、セッション中に400ドル以上下げる場面もあった。
Kroger(NYSE:KR)は、この日第4四半期の業績を予想を上回る数字を発表した。
米国経済のデータでは、1月の貿易赤字が1314億ドルとなり、前月の再調整済み981億ドルの赤字をさらに更新する結果となった。非農業部門における労働単位コストは前期比2.2%上昇し、3%の予想からは下回った。先週の週間新規失業保険申請件数は21,000件減の22.1万件となり、市場予想の23.5万件を下回った。
S&P500指数のほとんどのセクターがマイナスに推移し、不動産、情報技術、消費者向け雑貨のストックが最大の下落を記録した。一方でエネルギー株は全体のトレンドとは逆行し、プラスで取引を終えた。
ダウ平均株価はこの日428ポイント安の42,579.08で取引を終えた。S&P500指数は1.78%減の5,738.52で終了し、ナスダック総合指数は2.61%減の18,069.26で終了した。
本日は、Algonquin Power&Utilities Corp。(NYSE:AQN)、Genesco Inc。(NYSE:GCO)、Advantage Solutions Inc。(NYSE:ADV)の決算発表が控えている。
なぜCNNのビジネスFear&Greed指数が重要なのか
今週木曜日の時点で、この指数は17.29から17.26に下がり、「極度の恐怖」を示す数値となった。
Fear&Greed指数は、現在の市場センチメントを計測したもので、より高い恐怖が株価に圧力をかけ、より高い欲望が逆の効果を持つという前提に基づいている。この指標は7つの同じ重みづけをした指標に基づいて計算されており、0から100の範囲で算出される。0は最大の恐怖を意味し、100は最大の欲望を示す。
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