相場全般のセンチメントに改善が見られた一方で、CNNマネーの Fear and Greed Index は木曜日にも「中立」圏にとどまった。
巨額テック銘柄の最新決算報告を評価する投資家たちの動きを受け、ダウは150ポイント以上を獲得し、米国株は上昇で終えた。
<エムソン・エレクトリック>(NASDAQ:TSLA)は、予想を下回るより低いペースで上昇した四半期決算と売上を発表した。一方で同社は2025年に自動車事業が成長を果たすと予測していると述べた。<Meta Platforms Inc.>(NASDAQ:META)は、水曜日に、予想を上回る四半期決算を発表した。<マイクロソフト>(NASDAQ:MSFT)は1株あたり3.23ドルのGAAPベースの四半期決算を発表し、これは3.11ドルのコンセンサス予想を上回っている。
トランプ大統領は木曜日、2月1日土曜日からカナダおよびメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと発表した。
経済指標に関しては、先週末1月25日に終了した週に、米国の初回失業手当は市場予想の22万件に対して16,000件減の207,000件となった。米国経済は4四半期に年率2.3%のペースで拡大し、前四半期の3.1%から減少し、市場予想の2.6%にも及ばなかった。
S&P 500銘柄のほとんどは、木曜日にはユーティリティ、不動産、ヘルスケア銘柄が上昇し、プラスを記録した。ただし、情報技術銘柄は全体のトレンドから外れて下げて終了した。
ダウは木曜日、約169ポイント高の44882.13で終了した。S&P500は0.53%上昇の6071.17で、ナスダック総合指数は木曜日のセッション中に0.25%上昇の19681.75で終了した。
本日、投資家たちは<エクソン・モービル>(NYSE:XOM)、<シェブロン>(NYSE:CVX)、<ファイリップス66>(NYSE:PSX)の決算を待っている。
この日、48.1という現在の指標により、前回の46.5に対しても、木曜日も同指数は「中立」圏に留まった。
【CNNビジネス Fear & Greed Indexとは】
『Fear & Greed Index』とは、現在の市場センチメントを測定する指数。この指数は、恐怖心が株価に圧力をかける一方で、利益を求める欲求が逆の効果を持つという前提に基づいている。 この指数は7つの同等の重みのある指標に基づいて計算されており、最大で100、最小で0までの範囲で表される。 0は最大の恐怖を表し、100は最大の欲望を表す。