スポーツ用品大手Nike, Inc(NYSE:NKE)が2四半期決算を発表する予定です。発表は12月19日(木)の米国株式市場の取引終了後に行われます。
アナリスト予想では、四半期純利益はシェア当たり63セントとなり、一株当たり1.03ドルだった前年同四半期の数字を下回る見通しです。また、株式情報プラットフォームのBenzinga Proによると、Nikeは四半期純利益を111億ドル、前年同期の133.9億ドルから下方修正する見込みです。
Nikeの四半期決算を前に、同社の株主の中には配当からの潜在的な利益を狙う人もいます。このアパレルメーカーは現在、年間配当利回りが2.08%を記録しています。これは四半期当たりの配当が1株40セント(年間1.60ドル)に上る計算です。
この配当から、投資家が月額500ドルの収益を得るために必要な株数を計算してみましょう。まず、年間の目標金額(500ドル×12ヶ月=6,000ドル)からスタートします。
次に、この6,000ドルをNikeの配当1株当たりの1.60ドルで割ります。すなわち、6,000ドル÷1.60ドル=3,750株となります。
結論として、投資家が月額500ドルの収益を得るためには、Nikeの株を約28万8,375ドル相当(3,750株)所有する必要があります。
月額100ドル(年間1,200ドル)というより保守的な目標を設定した場合、同じように計算すると、1,200ドル÷1.60ドル=750株、または月額100ドルの配当収入を得るためには57,675ドルが必要となります。
なお、配当利回りは基準となる時点(配当支払日とその時の株価)で変動することに留意してください。
配当利回りの計算は、現在の株価で年間配当支払額を割って求めます。株価が変動すると、配当利回りも変わります。
例えば株の年間配当が2ドルで現在の株価が50ドルの場合、配当利回りは4%になります。しかし株価が60ドルに上昇した場合、配当利回りは3.33%に減少します(2ドル/60ドル)。
逆に株価が40ドルに下落した場合、配当利回りは5%にまで跳ね上がります(2ドル/40ドル)。
また、配当支払額自体も時間の経過と共に変わる可能性があるため、配当利回りにも大きな影響を与えます。企業が配当支払額を増額した場合、株価が同じでも配当利回りは増加します。逆に、配当支払額を減額した場合、配当利回りは減少します。
株価変動:水曜日、Nikeの株は1.4%下落し76.90ドルで取引を終える。
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