インド最大の銀行であるICICI銀行(NYSE:IBN)のフロート株数に対する新規売り建玉率は、前回の報告以降9.8%減少している。同社は最近、2243万株の新規売り建玉(全発行済み通常株式の1.38%)を報告している。取引高に基づくと、トレーダーが新規売りポジションを平均4.89日でカバーすることになる。
新規売りの興味深い点
新規売り建玉とは、新規売り建玉をカバーするか取り消すことができていない株式の数のことだ。株式を売りに出すのは、株価が下落することを期待しているトレーダーが行う行為だ。トレーダーは、株価が下落すれば新規売りから収益を上げる一方で、株価が上昇すれば損失を出すことになる。
新規売り建玉の動向を追跡することは大変重要なのだ。なぜなら新規売り建玉は、株式に対する市場のセンチメントを示す指標となるからだ。新規売り建玉の増加は、投資家たちがよりベア派になったことを示す可能性がある。一方で、新規売り建玉の減少は、投資家たちがよりブル派になったことを示す可能性がある。
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ICICI銀行の新規売り建玉率グラフ(3ヵ月)
上のチャートからもわかるように、ICICI銀行の新規売り建玉率は前回の報告以降減少している。これは、この株が短期間で上昇するということを意味するものではないが、トレーダーは新規売り建玉が少なくなっていることを認識しておくべきだ。
ICICI銀行の新規売り建玉率を類似企業と比較する
類似企業比較とは、アナリストや投資家の間で人気のある手法で、企業の業績を判断するために使用される。企業の類似企業とは、業界、規模、年齢、財務構造などの特性が類似している別の企業のことだ。企業の類似企業を見つけるには、10-K報告書、委任状申請書を読むか、独自の類似性分析を行うことができる。
Benzinga Proによると、ICICI銀行の新規売り建玉率(フロート株数に対する割合)のピア・グループ平均は1.06%で、これは同社が大半の類似企業よりも新規売り建玉が多いことを意味している。
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