アナリストのトム・ニキック氏は、VFコーポレーション(NYSE:VFC)のカバレッジを「3万ドル(約3,032円)」の株価予測で開始しました。
アナリストによれば、同社の1株あたり利益は約80%減少するという厳しい時期から回復しているとのことです。
Nikic氏は、CEOのブラッケン・ダレル氏が、効率および利益率を向上させ、Vansブランドを再生させ、負債レバレッジを低減させるための計画を実施していると強調しています。
アナリストは、VFコーポレーションを魅力的なターンアラウンドストーリーと見なしており、通期28年度の1株当たり利益(Supremeを除くプロフォーマの通期24年度の1株当たり利益0.64ドルに対して)は2.00ドルを超えると予測しています。
この株はCOVID-19パンデミックの前に約100ドルを記録した過去最高値を考慮すると、2〜3年以内には40ドルに達する可能性があり、特に成長の余地があるとアナリストは指摘しています。
課題は残されているものの、同氏は、同社は「魅力的なターンアラウンドストーリー」であると強調しています。
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Nikic氏は、VFコーポレーションの純負債がこれまでに60億ドル以上あったものの、Supremeを15億ドルで売却し、その他の非コア資産を売却し、流動資産管理を向上させ、基礎的な部分を安定させた結果、純負債は約33億ドルになっています。
アナリストは、同社は今後も減少し続けるだろう負債を減らしていくと予想しています。このことで損益を改善し、より多くの業務上の柔軟性を提供することになるでしょう。
株価動向:本日の最新情報を確認した時点で、VFCの株価は24.20ドルで0.61%安の水準で推移しています。
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