全体の市場センチメントが低下したものの、CNNマネーの「Fear and Greed Index」は木曜日も「中立」ゾーンにとどまっている。
ダウ工業株30種平均の株価は約450ポイント下落し、米国株はこの日も下落で終了した。
ウォルマート(NYSE:WMT)の株は四半期決算発表に伴い、約6.5%下落した。ウォルマートは2026年第1四半期における為替レート調整後の売上高の3-4%の成長と、0.57-0.58ドルのEPSを予測しているが、市場予想はそれぞれ0.64ドル、0.64ドルだった。ウォルマートは2026年度における売上高の3-4%の成長と、調整後のEPSが2.50-2.60ドルになると予測しており、これは市場予想の2.76ドルを下回るものだ。
経済データの分野では、2月15日の週末における初期失業保険申請件数は前の週から5万件増の21万9,000件に増加した。市場予想は21万5,000件だった。フィラデルフィア連銀製造業指数は、2月に44.3から18.1に低下した。
S&P 500指数のセクターのうち、2022年2月17日(木)は、金融、消費者向け雑貨、消費者向け必需品株が大幅に下落した。ただし、エネルギー株と不動産株は全体の市場動向とは逆に上昇し、取引を終了した。
木曜日のセッションでダウ工業株30種平均は約450ポイント下げて44,176.65で取引を終了した。S&P500は0.43%下落し6,117.52、ナスダック総合株価指数は0.47%下落し19,962.36ドルで取引を終了した。
投資家たちは米電話・データシステム(Telephone and Data Systems, Inc) (NYSE:TDS)、米国セルラー(United States Cellular Corp.) (NYSE:USM)とブレイディ社(Brady Corp.) (NYSE:BRC) の四半期決算を注視している。
CNNビジネスFear & Greedインデックスとは
木曜日の今日の読み取りは45.1で、先週の読み取りは46.7に対しても、この日もインデックスは「中立」ゾーンに留まっている。
Fear & Greedインデックスとは、現在のマーケットセンチメントを測定する指標である。この指標は、恐怖が高いと株価に圧力がかかり、欲が高いと逆の影響があるとする前提に基づいている。この指標は、7つの等加重指標に基づいて計算されており、0から100の範囲で表される。ここで0は最も恐怖を感じている状態を、100は最も欲をかいている状態を示している。
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写真提供:シャッターストック