中国のEVスタートアップ、XPeng Inc.(NYSE:XPEV)は、リアルタイムイノベーションズ(Real-Time Innovations)のRTI Connext Driveを次世代のE/E車両アーキテクチャの中核通信技術として選択した。
2026年の生産モデルを皮切りに、Connext DriveはXPENG車両で複雑なデータ配信を担当し、最新技術を用いたスマートで効率的な次世代車両の開発を進めていく。
Connext DriveはDDS標準をベースにしたリアルタイムデータ管理フレームワークで、供給業者に依存せず車両システム間のシームレスな通信を実現している。
このような適応型のアーキテクチャを活用することで、ADASや自動運転機能のような複雑なシステムをサポートし、コードの書き換えを必要とせずに最新技術を将来のモデルに統合することができる。
XPENGの副社長であるユ・ペン氏は、「XPENGは高級車からエントリーモデルまで様々な車両モデルにわたる厳しいデータ要件を管理できる統一アーキテクチャの通信フレームワークが必要だった。」とコメント。「RTI Connext Driveは、柔軟で非常に信頼性が高く、生産が証明されたミドルウェアとして際立っていた。さらにRTIがDDS標準ドメイン内で示してきた印象的なリーダーシップと複雑なシステムに対する数十年にわたる経験は、XPENGが将来の車両を開発する際に設計を加速し、リスクを軽減するのに役立つだろう。」と続けた。
XPENGは昨日、中国での顧客向けEV充電インフラ整備を目的とした超高速充電ネットワークの構築について、Volkswagen AGとの間で覚書を締結した。
両社によって中国全土の420都市で運営されている2万基を超える充電設備は、今後は両社の顧客が利用できるようになる。
投資家は、VanEck Low Carbon Energy ETF(NYSE:SMOG)を通じて株式に投資することができる。
株価動向:本日(月曜日)最終取引時点でXPEV株は11.77ドルで0.47%上昇している。
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